高市早苗首相との面会後、記者会見する横田早紀江さん(右から2人目)。左端は拉致被害者の曽我ひとみさん=23日午後、東京都千代田区 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)は23日、高市早苗首相との面会後、東京都内で記者会見を開いた。家族会代表の横田拓也さん(57)は「私たちの心の内にある苦しい気持ちはしっかりと受け止めてもらった。この問題を一日も早く解決してほしい」と求めた。
会見には被害者家族ら13人が出席。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母早紀江さん(89)は「初の女性首相で、また違う観点から真剣に取り組んでもらえそうだ」と期待を込めた。
2002年に帰国した拉致被害者の曽我ひとみさん(66)は首相との面会に、ともに拉致され消息が分からない母ミヨシさんの写真を持参した。「今年母は94歳になる。毎日毎日心配でたまらない。必ず私たちの元に帰ってきて、私に親孝行をたくさんさせてほしい」と訴えた。

高市早苗首相との面会後、記者会見する拉致被害者の曽我ひとみさん(右から4人目)ら=23日午後、東京都千代田区