
ジャーナリスト田原総一朗氏(91)が26日、X(旧ツイッター)を更新。動画をアップし、自身の不適切発言をめぐって自民党の高市早苗首相(64)に謝罪した。
田原氏は今月19日放送のBS朝日「激論!クロスファイア」内で高市氏に向け「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と発言。同局から厳重注意を受け、24日には番組の終了が発表された。
田原氏は23日に自身のXで「10月19日放送の討論番組『激論!クロスファイア』における私の発言についてお詫び致します」と謝罪。「発言の主旨は、野党に檄を飛ばそうとしたものでしたが、きわめて不適切な表現となり、深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした」とつづっていた。
田原氏はこの日、19秒の動画をアップ。ノーネクタイでスーツを羽織り、「先週放送の『激論!クロスファイア』で、不適切な発言をしたことを謝罪いたします。高市総理、そして視聴者の皆様、関係者の皆様、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し、頭を下げた。
田原氏の発言は、立憲民主党の辻元清美参院議員や社民党の福島瑞穂党首との議論の中で出た。辻元氏が「私、20代から朝まで生テレビで、田原さんに鍛えられた。高市さんとは対極の2人といわれ、大論争の相手だった」と高市氏の話題を持ち出し、「自民党で世襲でもなく男性優位と言われる中で、女性がトップにのぼりつめるのは相当の努力がないとできなかった。高市さんに会ったら。『早苗ちゃん、よう頑張ったな』と言いたい。同じ学年やし。女性トップは珍しくなくなってきている時代。総理大臣だけだった。よう頑張ったといいたい」と語った。
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続けて、選択的夫婦別姓のテーマになると、辻元氏は「みんなが別姓になるわけはない。高市さんも山本さんと結婚して山本早苗、離婚されて高市になられた。これは、総理を狙って高市になったんちゃうかなと。今度ご本人に聞きたいが、総理になって戸籍名と通称が別なら、条約にサインする時はどうするという話が出てくる。一大臣ならいいが総理とは違う」などと語り、今後、高市氏と徹底的に議論する意向を示した。
一方、福島党首は「今までの言動で、選択的夫婦別姓に反対で、ジェンダー平等にも後ろ向きだと思っている。私たちがもし政治の世界で頑張ることがあるとすれば、この社会のいろんな生きづらさを変えていくこと。それが男性原理そのものでやるんだったら、女性であることの意味もないじゃないですか。だから、やっぱり(選択的夫婦別姓に)賛成してほしい」と述べた。
ここで田原氏は「じゃあ、高市に大反対すればいいんだよ。あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と発言。辻元氏が「田原さん、そんな発言して、高市さんともめてたでしょ、前も」とたしなめたが、田原氏は「僕は高市と激しくやり合った」と主張。ここでCMに入り、話題が途切れていた。
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