2025年はIDECスポールからELMSおよびル・マン24時間レースのLMP2クラスへと出場したジェイミー・チャドウィック 韓国メーカーであるジェネシス・マグマ・レーシングが2026年からWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するにあたり、ジェイミー・チャドウィックはそのレースシートを獲得することは叶わなかったものの、引き続き同チームの『トラジェクトリー(軌道)・プログラム』に2年連続で参加することが決定した。
女性ドライバーのチャドウィックは、ダニ・ジュンカデラ、マティス・ジョベールとともに、IDECスポールが運営するオレカ07・ギブソンで2025シーズンのELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズLMP2クラスに参戦。シーズン最多となる3勝を挙げ、ランキング3位を獲得した。
このトラジェクトリー・プログラムが来シーズンも継続されることが決定、チャドウィックはELMSに引き続き参戦する予定だ。
このプログラムは、ELMSの全6戦を通して最大17名のジェネシスチームメンバー、そしてル・マン24時間レースでは30名のクルーが参加し、2026年WECハイパーカークラス参戦に向けた同メーカーのテストベッドとしての役割を果たした。
参加メンバーには、レースエンジニアやストラテジストを含むエンジニア、ヒョンデ・モータースポーツのWRC世界ラリー選手権のメカニック、そして2026年にWECのピットウォールでともに働くことになるその他のスタッフが含まれていた。
ジェネシス・マグマ・レーシングのスポーティングディレクターに6月から就任したガブリエレ・タルキーニは、「ジェネシス・マグマ・レーシングのトラジェクトリー・プログラム開始当初から、我々はトップ5入り、そして表彰台獲得を目指していた」と語った。
「6戦中3勝を挙げ、その他にも素晴らしい個人およびチームパフォーマンスを発揮し、目標をはるかに上回る結果を残すことができた」
ジェネシス・マグマ・レーシングのチーム代表、シリル・アビテブールは、「我々が望むような成功を収めるためには、決断において革新的でなければならない。まさにそのようにして、我々はトラジェクトリー・プログラムのドライバーを選出した。彼らの成功は、このアプローチが結果を生み出し、既存のチームやドライバーを驚かせることができることを証明している」と付け加えた。
ジュンカデラとジョベールはWECハイパーカープログラムにステップアップするが、トラジェクトリー・プログラムは少なくとももう1シーズン継続される。
タルキーニは、「ドライバーという面でのトラジェクトリー・プログラムの重要な点は、彼らを評価し、WECにステップアップできるレベルにあるかどうかを見極めることにあった」と説明した。
「最初のテストからすぐに彼らのポテンシャルを感じた。コース上での結果、そして何よりも各ラウンドで彼らが示した進歩は目覚ましいもので、マティスとダニを2026年のWECチームに迎えることは容易な決断であった」
ジュンカデラとジョベールに加え、ジェネシスは新型LMDh車両『GMR-001』の開発ドライバーにもなっているアンドレ・ロッテラーおよびピポ・デラーニの起用をすでに明らかにしているが、WECに参戦予定の6名のドライバー体制のうち、残るふたつのシートについてまだ最終決定を発表していない。
ポール・ループ・シャタン、マシュー・ジャミネ、ストフェル・バンドーンといったドライバーたちが、これまでさまざまな段階でこれらのシート候補として名前が挙がっていたが、バンドーンについてはABB FIAフォーミュラE世界選手権でジャガーと新たに契約を結んだことで、ジェネシスGMR-001ハイパーカーのドライバーを務める可能性はなくなったとみられている。
なお、2026年のチャドウィックのレース活動に関する詳細は、後日改めて発表される。
[オートスポーツweb 2025年10月30日]