「明るい人とつき合うこと」肋骨骨折の大村崑が元気ハツラツ 芸歴70年で森田健作と初共演

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2025年11月22日 05:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

森田健作(左)と大村崑

俳優大村崑(94)が20日、都内でBS日テレのトーク番組「森田健作アワー 人生ケンサク窓」(土曜午前9時)の収録に参加した。今月初旬に道路で転倒して肋骨(ろっこつ)骨折後は初のテレビ出演となった。


大村は「人生で初めての骨折だった」と振り返りながらも、元気ハツラツ。すでにライザップでパーソナルトレーニングを再会している。司会の森田健作(75)は「僕が生まれた時から画面に出ていた大先輩。ズバ抜けた体力で何より記憶も明快で、とても94歳とは思えない」と話した。


大村は「転倒した時の痛さが10だとしたら、今は4ぐらいの痛み」。骨折のニュースが流れた後、18日の九州場所10日目の向正面に大村が、ピンクのセーターを着て観戦していたことが大きな話題になった。「大相撲が好きでね、今年は春場所、名古屋場所にも行きました」と笑顔を見せた。


森田が「本当にスタジオに来てくれるのか、顔を見るまで不安だった」と言うと、大村は「こんな素晴らしいスタジオで会うことができてうれしい」と話した。


大村は1953年(昭28)に関西の人気司会者・大久保怜に弟子入りして、57年にコメディアンとしてデビュー、喜劇俳優として活躍してきた。森田は69年に映画「夕月」で俳優デビューして、歌手、そして政治家としても活躍した。


芸歴が約70年の大村と、芸歴56年の森田だが、共演は初めて。森田は「現場ですれ違ったことはあったかもしれないけど、ドラマや映画では一緒にならなかった。それだけに1度は会いたいと思っていた。とにかく、大村さんと言ったらオロナミンCのCMですよね。あの大村さんの看板は全国のどんな田舎に行ってもあったんです」と話した。


大村はオロナミンCのCMの撮影秘話を明かし、筋トレをしていることからスクワットを披露、さらに足の指を使ってゴルフボールをつかむトレーニングも見せた。大村は「各地の公演では、みんなの前でやることにしています」と笑った。


森田から元気で長生きでいられる秘訣(ひけつ)を聞かれた大村は「明るい人とつき合うこと。明るい人と語り合い、酒を飲み、大好きなうどんを食べることだね。とにかく好きな人の空間をいっぱい作って、笑うことだよ。人間は笑っていないとダメ。暗い人とは付き合わないことだよ」と持論を語っていた。


来年1月10日と17日に前・後編で放送の予定だ。

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