
俳優井上芳雄(46)が主演する明治座舞台「大地の子」(26年2月26日〜3月17日)の制作発表会見が27日、都内で行われた。
原作は作家山崎豊子さんの同名小説(91年に単行本刊行)で初の舞台化。第2次世界大戦後、中国に取り残された孤児の波瀾(はらん)万丈の半生を描き、95年にはNHKでドラマ化された。
妹を奈緒(30)、妻となる中国人女性を上白石萌歌(25)、中国の養父を山西惇(62)、実父を益岡徹(69)が演じる。
井上は「このような制作発表はしょっちゅうあるがこれまでにない緊張がある。特にこの作品は見えない重責みたいなものがある。(テレビ)ドラマを夢中で見て原作を何回も読んだ。難しい時代だが過去を知ることは未来を知ること」とあいさつ。
奈緒は「私自身、舞台の制作発表はほぼほぼ初めて。自分ともしっかり向き合いたい。今日はそのスタートの日です」。
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上白石は「このような制作発表の場は初めてで大きな高揚感に包まれています。戦後80年の節目でこの作品に関われることに意味を感じます」。
山西は「大作の大役にご指名をいただいて震えています。とにかく大変な時代になってきている。みんなで舞台を作り上げていきたい」。
益岡は「原作は読んでいるし、30年前のドラマは毎回、涙を流しながら見た記憶がある。何重にも心震えるような気持ちです」と続いた。
脚本をマキノノゾミさん、演出を栗山民也さんが手がける。
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