日本維新の会の藤田文武共同代表=26日、国会内 総務省が28日に公表した2024年の政治資金収支報告書によると、日本維新の会の党本部が同年10〜11月、藤田文武共同代表の公設秘書が代表取締役を務める会社に「ビラ製作費」として計91万8500円を支出していたことが分かった。
大阪府選挙管理委員会が公表した収支報告書でも、藤田氏の資金管理団体と、藤田氏が代表の党衆院大阪12区支部が24年10〜11月、同社に対し「デザイン、印刷費」として計311万3000円を支出していたことが判明。吉村洋文代表(大阪府知事)がトップの党大阪府総支部も同年5月、同社に「ビラ作成費」100万7215円を支出した。
同社を巡っては共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版が今年10月、藤田氏側が約2100万円を支出し、その大半が公金だったと報道。藤田氏は支出の事実を認めた上で「適法」と主張している。