首相官邸に入る高市早苗首相=1日午前、東京・永田町 高市早苗首相(自民党総裁)は1日、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)と首相官邸で会談し、衆院議員の定数削減について、小選挙区と比例代表を合わせて1割削減することで合意した。内訳について、両党は「小選挙区25、比例20」を軸に、それぞれ党内手続きを進める。
会談後、吉村氏は記者団に「(与野党間で今後)1年間しっかり協議した上で決まらなければ、議員定数は1割削減し、小選挙区と比例を組み合わせた数にする方向性を決定した」と説明。「合意に至ったことは非常に大きい」と歓迎した。維新はこれまで、比例で1割削減を主張してきた。
一方、同席した自民の鈴木俊一幹事長は記者団に「(関連法案を)今国会に提出し、成立を期す」と明言した。

政府・与党連絡会議終了後、記者団の質問に答える日本維新の会の吉村洋文代表(右)と自民党の鈴木俊一幹事長=1日午後、首相官邸