日テレ福田社長　国分太一サイドの対応に不信感「すぐにお会いすることは難しい」

日本テレビ福田博之社長が12月1日、都内で定例会見に出席し、元TOKIOの国分太一（51）が11月26日に都内で会見を行い、コンプライアンス上の問題行為発覚で6月に日テレ系「ザ！鉄腕！DASH！！」を降板となった件などについて謝罪した件についてコメントした。

国分が訴えていた「答え合わせ」については、「ヒアリングの場で国分さん自ら述べられた内容そのものが重大なコンプライアンス違反にあたります」とし「これ以上は必要ないと考えております」と応じない姿勢を明かした。また、番組に約30年間出演するなど「功労者である国分さんを不当に貶めるつもりは毛頭ありません」とし「降板を即断せざるを得ないことは断腸の思いでありました」と語った。

騒動が明るみとなった6月以降は各方面への対応に追われ、国分の謝罪受け入れや対外説明支援などは「まだ早すぎると感じておりました」といい「いずれ時期をみてお会いすることができるだろうという気持ちから、代理人弁護士の方と面談し、真摯に応じておりました。その中で協議内容などを週刊誌に流した上で人権救済申し立てを行われ、大変驚き戸惑いました」とした。その上で「協議内容を週刊誌にしゃべってしまう代理人の方とは協議を続けることはできません。強く抗議いたします」と語気を強めた。

10月に日テレが対話の「門戸は閉じていない」とコメントしたのち、国分の代理人から再度謝罪の申し出の要望連絡があったといい、日テレは「貴職が協議内容を週刊誌へ漏洩している中では難しい」と返答。その後「連絡が途絶え、（国分も出席した）会見に至っておりました。日本テレビと対立するつもりはないと申しますが、（一連の対応に）困惑し、不審感を持たざるを得ない行為を繰り返している。国分さんのお気持ちは理解するが、すぐにお会いすることは難しいと感じております」とした。

また、国分側代理人が週刊誌に内容を話したと断定している根拠については「協議した内容がそのまま出ている」ことや、週刊誌の取材に応じている点を挙げた。