国分太一、謝罪会見後にハラスメント詳細報道…山口達也への苦言で自ら上げた“復帰へのハードル”

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2025年12月02日 06:10  週刊女性PRIME

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元TOKIO・国分太一(共同通信社)

「情けなく、悔しい思いで、毎日を過ごしていました……」

 11月26日、コンプライアンス違反騒動についての謝罪会見を開いた元TOKIOの国分太一。見るからに憔悴した様子で、声を絞り出すようにして、こう述べた。

「事の始まりは6月20日。日本テレビが国分さんに対して聞き取り調査をしたところ、コンプライアンス上の問題行為が複数あったとし、レギュラー出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板を発表しました。

 しかし、日テレ側は“被害者のプライバシー保護”を理由に、違反の詳細を明らかにせず。国分さん側にも被害者の特定につながるような情報はいっさい出さないよう強く求めたため、国分さんの犯した問題行為は伏せられたまま、臆測が飛び交うなどの事態に発展しました」(スポーツ紙記者、以下同)

 その後、無期限の芸能活動休止を発表し、沈黙し続けた国分。約5か月ぶりに公の場に立つと“立場と環境にあぐらをかいていた”と述べるなど反省の弁を述べつつ、自身の置かれている現状を訴えた。

文春が「調査内容」を公開

「国分さんはコンプラ違反の行為に心当たりはあるものの、いつ、誰に対して、どの行動が該当するのかが把握できず、自分の中で“答え合わせ”ができていないために、被害者への謝罪も関係者への説明責任も果たせずにいると打ち明けました」

 国分は日テレからの聞き取り調査についての詳細を語らなかったものの、会見の同日に『文春オンライン』が調査の内容に関する記事を公開。

「事情を知る日テレ関係者の証言によれば、6月20日に打ち合わせと称して日テレに呼んだ国分さんに対して、日テレの弁護士が“番組スタッフにセクハラ行為をしたか”と質問。国分さんは身に覚えがあった2名の女性を挙げて、彼女らに対して飲みの席でボディタッチをしたり、自身の下半身を撮った画像を送るといったセクハラ行為をしていたことを告白。それらがコンプラ違反に該当したため、番組降板に至ったとされています」(ワイドショースタッフ、以下同)

 事細かに書かれた記事は大きな反響を呼んだ。

「これまでも関係者の証言による国分さんのセクハラ・パワハラ行為に関する報道は出ていましたが、聞き取り調査の詳細に関しては初めて明かされました。これが事実だとすれば、日テレの調査は事情を知らない国分さんを呼びつけ、突然聞き取りを始め、その場で処分を下しているのですから、一方的だったようにも見えます」

中居のトラブル対応を“反面教師”

 少しずつ明らかになるこの騒動をテレビ業界関係者はどのように見ているのか。テレビプロデューサーの鎮目博道氏に話を聞いてみた。

「まず、会見での国分さんの容姿が痩せていたり、声も震えていたりと、これまでの印象とだいぶ変わっていました。あれだと世間の同情を買い“かわいそう”という声も出るでしょう。その点では国分さんが会見を行ったことは、彼にとって意義はあったのかと思います」

 鎮目氏は、国分のコンプラ騒動の背景には、2024年12月に報じられた中居正広の女性トラブルを発端とするフジテレビ問題の影響も無視できないと語る。

「フジテレビ問題は、局が加害者側である中居さんのような大物タレントを守り、被害者の女性をないがしろにしたために、世間の顰蹙を買ってスポンサー離れが起きるという、経営に関わるレベルの大事に発展しました。その点、日テレは逆で、国分さんのような大物タレントを切り捨ててでも、被害者側を徹底的に守るような形で、事態の収束を図ったのだと思います」(鎮目氏、以下同)

 解決の糸口は、国分が訴える“答え合わせ”にあるのか。

「国分さんは会見中、何度も“答え合わせがしたい”と繰り返していたのも印象的です。彼からすれば、いったい何が悪かったのかがわからないまま、これまでのキャリアを失っていますからね。やはり日テレは国分さんに対して何が原因かを伝えるべきだったかと思います」

 国分は10月には弁護士会を通じて人権救済を申し立てるなどして、具体的な内容を明かさない日テレ側の対応を変えようと動き出している。その先には芸能活動の再開を見据えているようだ。

国分にエールを送った松岡

「国分さんは現在、活動休止中というスタンス。会見の場でも引退は頭によぎるも“関係者やメンバーからたくさんの意見をもらい、それだけではないアイデアをもらった”と語り、自身のタレント性を活かした仕事への意欲を見せていました」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 一連の騒動により、グループとしてのTOKIOは解散、メンバーの城島茂、松岡昌宏らと立ち上げた「株式会社TOKIO」も廃業予定とされているが、まだメンバーとの絆は断たれていない。

「国分さんが会見を行う数日前、松岡昌宏さんが11月いっぱいで所属するSTARTO社を辞めて独立。加えて登記上『株式会社TOKIO』と同じ場所に個人事務所を立ち上げていたと報じられました。松岡さんは騒動後の国分さんにエールを送るなど、ずっと寄り添っていますからね。TOKIOという屋号がなくなっても、国分さんが禊ぎを済まして復帰する場所を用意しているようにも見えます」

 松岡の独立は国分の会見を受けてのアクションだったのか、国分の代理人を務める菰田優弁護士に聞いてみると、

「私は松岡さんと付き合いはないのでわかりません。STARTO社との契約期間満了だからではないでしょうか」

 とのこと。

山口に対し「裏切られた気持ち」

 今後の国分の表立った活動に関しても、

「会見でも申しましたが、現状、芸能活動は白紙です。今後の会見などの予定もありません」(菰田弁護士)

 と、回答した。

「日テレ側の対応の不備が問われていますが、やはり国分さんが芸能活動を再開するのは険しい道のり。日テレは国分さんの会見後も、主張を崩さず“答え合わせは難しい”とコメントしています。また今後、国分さんから被害を受けたと訴える人が新たに現れるかもしれません」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 過去の言動も復帰のハードルを上げているようだ。

「2018年に元TOKIOの山口達也さんが女子高校生に強制わいせつを働き書類送検されたことを受けて、TOKIOのメンバーで謝罪会見を行いましたが、その席で国分さんは厳しい口調で山口さんに対し“裏切られた気持ち”“甘さがあったと言わざるを得ない”とキッパリ突き放しています。それなのに自身もセクハラ疑惑が持ち上がっているのですから……」

 国分の贖罪は、まだ始まったばかり――。

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