セカオワ・Fukase、ヒップホップ愛を込めたソロアルバム『Circusm』12・26発売へ　ビジュアルではベース構える

　SEKAI NO OWARIのFukaseが、ソロプロジェクトとしてのアルバム『Circusm』を、26日にデジタルリリースすることを発表した。

【動画】セカオワFukase、ソロ第1弾「Bad Entertainment」ミュージックビデオ

　同作は、11月に配信されたソロ初のデジタルシングル「Bad Entertainment」に続くリリースとなる。Fukaseは、自身のインスタグラムにて「Circusmはcircus（サーカス）にsarcasm（皮肉）を加えて作った造語」と説明し、「現代社会、メディアの両面性と多様性について表現するアルバム」とコメント。メディアから注入される情報や価値観に流されつつも、それに対して意識的に問いを投げかけるという矛盾した状況や、そうした混乱の中で思い出す家族や友人、私生活の記憶など、断片的な感情を捉えた作品になると明かした。

　行き過ぎたコンプライアンスやインターネットの匿名性といった現代社会の問題を、Fukase自身のストーリーを通じたリアルな視点で、まるで風刺画のようにラップで描いた作品。SEKAI NO OWARIでのバンド活動ではあまり知られていないが、Fukaseの音楽のルーツのひとつにはヒップホップがあり、その愛とリスペクトが随所に込められているという。

　アルバムに先がけてアーティスト写真も公開された。ヘッドレスのベースを構えるFukaseの姿が収められており、より一層興味を引く一枚となっている。今後は「Bad Entertainment」に続く先行トラックのリリースも予定されており、ソロプロジェクトの展開にさらなる注目が集まりそうだ。