
【動画】『ミッドサマー』に続く、救いなきフォークホラー『FRÉWAKA/フレワカ』特報
本作は、地中で絡み合う木の根のように、決して断ち切れない“女性たちの痛み”を描く。どこか神秘的な響きを持つそのタイトルは、現地の言葉<fréamhacha(フレーヴァハ)=“根”>に由来し、アイルランド語を使用して紡がれる初のホラー作品となっている。
婚礼の夜、花嫁は忽然と姿を消した。その半世紀後、アイルランドの人里離れた村に、老婆の介護のため訪れた看護師のシューは、閉ざされた村に漂う“何か”の気配を感じ始める。「ヤツらに気をつけなさい」と怯える老婆、どこからともなく聞こえてくる歌声、蹄鉄(ていてつ)に囲まれた赤い扉、藁(わら)の被り物をした人々と謎の祝祭、そして掘り起こされていくこの地に伝わる古い記憶。徐々にシューは、見えない“恐怖”に吞み込まれていく――。
監督・脚本は、自身もアイルランドにルーツを持つ新進気鋭の女性作家アシュリン・クラーク。緑豊かな美しい大地の上で受け継がれてきた民間伝承、ケルト神話に宿る“土着の祈り”と“呪い”を見事に現代的解釈で甦らせ、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家スコア96%(2025年12月1日時点)の高評価を獲得。世界3大ファンタスティック映画祭のひとつである第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭や、第77回ロカルノ国際映画祭など各国の名だたる映画祭でも上映され、多くの人を魅了している。
ポスタービジュアルは、タイトルの元となる大きな根と、血の涙を流す花嫁を印象的に配置したもの。彼女の両サイドには、アイルランドの結婚式などに現れるという藁で作った仮面を被った男たち<ストローボーイ(Strawboys)>と、花輪を付けたヤギが。頭上に張る根は、まるで彼女の意識を侵蝕しようとしているかのように伸び、おどろおどろしいビジュアルとなっている。
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不穏な空気に包まれる中、シューを追い詰めていく見えない“何か”。彼女が恐れているのは一体何なのか? アイルランドの美しい土地で、古代より土着儀式と共に受け継がれてきたこの地に巣食う恐怖とは? 『ミッドサマー』を彷彿とさせる美しくもおぞましい“狂夢”を、劇場で堪能したい。
なお12月5日より、ムビチケオンラインの販売を開始。価格は一般1600円(税込)。販売期間は12月5日10時〜2026年2月5日23時59分。
映画『FRÉWAKA/フレワカ』は、2026年2月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。

