福田こうへい、今年の活動の心残りは国技館公演 その理由とは/連載2

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2025年12月05日 06:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

新曲「志〜こころざし〜」を発表し2026年の意気込みを語った福田こうへい(撮影・鈴木正人)

演歌歌手福田こうへい(49)がこのほど日刊スポーツの取材に応じ、今年の活動を振り返った。最も印象に残っているのは9月5日に両国国技館で行ったコンサートだという。【松本久】


  ◇  ◇  ◇


単独公演としては、自身最大規模の4000人が集まった。「できることは全部やった。目の前にいるお客さまを絶対に元気にして帰す。その思いだけで懸命にやりました」。


前半は村田英雄の「男の土俵」、三橋美智也の「一本刀土俵入り」など相撲にまつわる曲を歌唱。後半ではデビュー曲「南部蝉しぐれ」や「匠」「北の出世船」「庄内しぐれ酒」などのオリジナル曲を並べた。アンコールでは伊藤久男の「イヨマンテの夜」を会場の隅々にまで響き渡る大声量で歌い上げた。最後のあいさつで「国技館には歴代横綱の歴史が刻まれていますが、自分も歌謡界に歴史を刻んでいきたい」と思いを明かしている。


約3カ月前のステージを振り返って「あの大きな会場でちゃんとした声を出せたので自信を持てました」と手応えを口にした。その一方で心残りもあった。「あの日は台風で新幹線が止まって、200人ちょっとの人が会場に到着したのが遅くなって最後の2曲しか聞いていないんです。お天気ばかりは計算できませんけど、俺も心残り。もし可能ならばもう1度、国技館でやりたい」。そう言ってリベンジを誓った。(つづく)


◆福田(ふくだ)こうへい 1976年(昭51)9月21日、岩手県生まれ。23歳から民謡を始める。12年に「日本民謡フェスティバル」でグランプリを獲得。同年10月に「南部蝉しぐれ」で演歌歌手デビュー。NHK紅白歌合戦に4回出場。血液型O。

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