
【台北=野見山拓樹】シンガー・ソングライターのAKASAKI(19)が7日に台湾・Legacy Taipeiで初のアジアツアー「KONNICHIWA」台北公演を開催した。
若き天才が台湾を沸かせた。19歳でアジアツアーを開催するのは日本人ソロアーティスト史上最年少。この日は「今夜は君と」「Bunny Girl」「夏実」など全22曲を歌唱。会場を埋めた1000人のファンを熱狂させ、「台湾のファンめっちゃ温かい。大好き」と、にっこり。終盤には大歓声に感極まりながら「住んでいる国じゃないけど帰ってきた感覚。温かくて、もう1回やりたい」と話し、「絶対戻ってくるよ! 大好き!」と叫んだ。
音楽歴わずか2年で、ライブ活動を開始したのは今年3月。「スマホ中毒で、高校2年の時に1度親にスマホを没収された。何もやることがなくなって父が持っていたギターをさわってみたのがきっかけ」といい、「コードを理解するようになって、自然と鼻歌で作曲するようになった」。初めて作曲した「今夜は君と」をTikTokに投稿するとすぐに話題となり、その後も次々とヒット曲を量産。自身4曲目の「Bunny Girl」は「学校の授業中に降ってきた」といい、韓国や台湾を中心にアジア各国で大ヒットを記録した。
クールな目の奥に大きな野望を抱く。早くも世界的な活躍をとげているが「どんどん前代未聞を作っていきたい。来年は紅白歌合戦とレコード大賞を狙いたい」と鼻息は荒い。「日本で1番になって、侍として日本の文化を抱えて世界に行きたい。ビルボードチャートに乗れるように頑張ります」。19歳の侍の快進撃が始まる。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。