
オリックス若月健矢捕手(30)が8日、契約更改の席で「湿気対策」を要望した。今季は自身2度目の選手会長を務め、視野はチーム全体に。「ドーム球場ですし、舞洲は海が近いので、どうしても道具が湿気ったり。改善してほしい」。本拠地の京セラドーム大阪は室内のため湿気がこもり、球団施設がある大阪・舞洲も海風の影響で用具が傷みやすいという。
「湿度がどうしても高いので、バットが重くなったり。環境的に仕方がないことではあるんですけど、乾燥室とか乾燥機みたいなものがあったらいいですね」
他の選手からの声も聞き、より良い環境を提案。久保充広管理部長は「対策は年々講じているんですけど、立地条件のところもあって」と説明。空気循環など、これまでも対策を行ってきたが、追いつかず。中には、グラブを冷蔵庫に入れている選手もいるという。「設備をもっと導入するとか。施設を含めて検討していきたい」と前向きに検討した。
個人としては充実の1年となった若月。121試合に出場し、打率2割7分2厘、6本塁打、31打点。自身初の100安打を放った。開幕戦を含む3試合でサヨナラ打を放つなど、勝負強さも発揮。森が故障離脱した中、99試合でスタメンマスクをかぶり、攻守の要となった。
年俸は5000万円増の1・8億円でサイン(金額は推定)。ゴールデングラブ賞とベストナインを受賞し、11月の侍ジャパン強化試合にも選出されたが、「この成績にできすぎてしまったと思ってしまったら、そこまでの成長。さらなる高みを目指していきたいという気持ちに改めてなりました」。来年3月のWBCも「選ばれるものだと思って準備したい」と表情を引き締めた。【村松万里子】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。