高校生が今年注目したニュース、2位「万博開催」3位「熊出没」1位は?

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2025年12月10日 18:00  マイナビニュース

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ベネッセコーポレーションが提供する通信教育講座「進研ゼミ 高校講座」は、「2025年の意識やまなびの変化に関する調査」の結果を発表した。調査は、全国の高校1年生〜3年生756名(※1)を対象に実施したもの。



※1: 進研ゼミ高校講座提供「StudyCast」および「Study NEWS! 進研ゼミ」利用者を対象に調査


調査では、今年高校生が最も関心を寄せたニュースや、悩み・学習スタイルの変化、AIとの関わり方が明らかになった。


2025年に高校生の間で最も使われたコトバは「〇〇界隈」。「ビジュイイじゃん」「エッホエッホ」などTikTok発のリアクション語も続き、テンポのよい軽いコミュニケーションが支持されていた。



流行したモノ・コトでは、加工しない“等身大の発信”を特徴とするSNS「BeReal.」が1位に。「LABUBU(ラブブ)」や「カプセルトイ」など、癒やしや小さな楽しみを求めるアイテムも上位に入った。



話題になったヒトでは、大谷翔平選手が1位。2位には高市早苗首相が入り、政治への関心の高まりも確認された。3位のMrs. GREEN APPLEに加え、ボーカルの大森元貴さんが5位にランクインし、音楽シーンへの注目度も高かった。


「2025年に推しがいた」と答えた高校生は79.1%にのぼり、約8割が推しを持つ生活を送っていた。最も推していた対象では、1位にMrs. GREEN APPLE、2位にSnow Man、3位になにわ男子が続いた。さらにSixTONES、にじさんじもランクインし、音楽グループ、アイドル、VTuberなど幅広いジャンルに推し活が広がっている状況が明らかになった。


2025年に最も注目したニュースは「初の女性総理大臣誕生」(30.0%)が最多に。2位は「大阪・関西万博開催」(23.2%)、3位は「熊出没・被害のニュース」(15.6%)。物価高や米価格の高騰など家計に関わるニュースも上位に入り、日常生活に直結するテーマを敏感に受け止めている様子がうかがえた。


2025年に高校生が最も悩んだテーマは「進路・受験のこと」(30.8%)。「勉強へのモチベーション維持」(16.7%)、「勉強の仕方」(14.4%)、「部活との両立」(13.0%)など、学習・生活に密接する悩みも続いた。



相談相手としては、「家族」(51.8%)、「友達」(48.2%)が中心。「自分ひとりで考えた」(36.8%)、「学校の先生」(29.7%)に次いで、「生成AI」(28.8%)が5位となり、AIが“第三の相談相手”として受け入れられ始めていることが明確になった。


勉強中にわからない問題が出た際の対処法では「インターネットで調べる」(67.2%)が最多。続く2位は「生成AIに質問する」(63.6%)で、友達や先生に聞いたり辞書で調べたりするより高い割合となった。



この1年での学習スタイルの変化では、「AI活用が増えた」(43.1%)、「動画・アプリなどデジタル活用が増えた」(27.9%)が上位となり、両者で71.0%を占めた。一方で紙中心の学習を続ける層も残り、デジタルとアナログの併存が続いている。自由回答では「スキマ時間スマホ勉強型」「AI二人三脚型」「デジタルアナログハイブリッド型」など、効率性を意識した学び方が多くみられた。


2025年に学習でAIを活用した高校生は87.6%に達し、生成AIがまなびに深く浸透していた。「わからない問題の解き方を質問した」(86.0%)が最も多く、「難しい用語や概念の説明」(53.6%)、「関連問題の生成」(24.6%)、「勉強計画の作成」(23.9%)など、理解補助から計画立案まで幅広くAIが使われていた。AIが“まなびの伴走役”として機能し始めている姿が明確に確認された。


2026年がどんな年になるかについては、「AIがさらに身近になる年」(63.0%)が最多。次いで「経済・政治への関心が高まる年」(54.0%)、「多様性・ジェンダーへの理解が広がる年」(21.6%)、「リアルな交流・体験が再び重視される年」(17.6%)などが続いた。

自由回答の流行予想では、「AIで創る動画・音楽」など生成AI活用の広がりに加え、「レトロ回帰」「モンチッチ」といった懐かしさを楽しむ要素も挙がった。(みるず)

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