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老舗百貨店「三越伊勢丹」で営業する和菓子のセレクトショップ「菓遊庵」。そこで人気の京都銘菓「清浄歓喜団」(亀屋清永)について見ていきましょう。
菓遊庵は日本全国の銘菓や季節の和スイーツが集う「お菓子の百貨店」的な存在。老舗の和菓子屋が作る伝統の和菓子から、地方で愛され続ける郷土菓子まで、幅広くセレクト。単にお菓子を売るショップではなく、「季節感」「地域色」「伝統と新しさ」のバランスで、訪れる人に日本の菓子文化の豊かさを提示する場となっています。
そんな菓遊庵で人気を集めているのが「清浄歓喜団」(亀屋清永)。奈良時代に伝わった唐菓子の一種「団喜」で、略して「お団」と呼ばれているのだとか。数多くある京菓子の中で、千年の昔の姿そのままに、今なお保存されているものの一つです。
米粉と小麦粉で作られた生地でこしあんを包み、「清め」の意味をもつ白檀・桂皮など7種類のお香を練り込んで、八葉蓮華をかたどった八つの結び目で仕上げた一品。最後にごま油で揚げることで、香ばしさと香りを両立させています。精進・供物として用いられた儀式性の高い京菓子で、亀屋清永はこのお菓子を製造する日本で唯一の和菓子処なのだそうです。価格は税込810円となっています。
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「たまたま出かけた先で、和菓子を買ったのだけど、日本最古のお菓子だって。なんかその言葉の響きで買ってしまった。中国の唐から伝わったとか。シナモンのような香りがするあんこのお菓子でした。美味しかった」「父、清浄歓喜団やっぱり好きだった。美味しいやんってゴリゴリ食べとる」「焼いてから食べたら香りが増々ですっごく美味しかったです。餡の甘さとお香の香りが良い塩梅で上品な口当たり。皮が固くて歯応え最高硬いお菓子だいすき。1000年以上前に唐から伝わって以来、その形が変わってないのすごい。」といった声がSNSで寄せられていました。
同じく人気なのが「宝ぽち袋」(亀屋良長)です。まず目を引くのは、伊勢木綿で仕立てられた布製のぽち袋。柄は「寒紅梅」「菊づくし」「桜づくし」「シャボン玉 川原」「弥栄(黒)」の5種類から選べ、和の雰囲気とモダンなセンスが両立したデザインです。袋はそのまま小物入れとして再利用できますよ。
袋を開けると中に入っているのは、和三盆糖で作られた小さなお干菓子。サイズはおよそ1cm〜1.5cmと手のひらに収まるほどコンパクトで、形は宝づくし。打ち出の小槌、金嚢、小判、米俵、巻物、隠れ蓑、七宝、小梅、くす玉などの縁起物モチーフが並びます。
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