シェネル「嫌な部分排除せず受け入れるのが生きること」新曲「そのままでいいよ」リリース

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2025年12月11日 05:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

新曲「そのままでいいよ」をリリースするChe’Nelle(撮影・宮地輝)

「ベイビー・アイラブユー」や「ビリーヴ」で知られる、オーストラリア出身歌手Che’Nelle(シェネル、42)が10日、デジタルシングル「そのままでいいよ」を配信リリースした。このほど日刊スポーツの取材に応じ、曲への思いを語った。


苦しく辛い日々を送る人々へ「そのままでいいよ」と寄り添い、「少しずつでいいから生きていこう」と勇気づける。そのままを受け入れる優しさとリアルな強さを歌った曲で、「生きていく中でパーフェクトではないことや不完全なことはどうしても起こる。それをダメなことと思ってしまいがちだけど、でもそれは教訓で、そこから学ぶことがある。そういう自分でも愛されていいし、完璧ではないことが起こることには理由がある。だから、このままでいいんだよと伝えたい」と語った。


マレーシアで生まれ、オーストラリアや米国に移住するなど、文化的な壁を何度も乗り越えてきた背景を持つ。多様な文化にふれてきたからこそ、「日本の人は本当に優しくて親切だけど、実は中身がアングリーだったりすることがよくある。私はもっと感情のままでいいと思う」と思いを乗せ、「私だってありのままの自分に納得するまでに時間がかかった。でもそれこそが人生。ありのままの自分を見つけて、嫌な部分を排除せず、すべてを受け入れていくというのが生きること」と熱く語った。


11月下旬から東京と大阪で開催したビルボード公演でも同曲を披露し、ファンの心を揺さぶった。「シェネルが時代や時間を問わない曲を引っさげて帰ってきました。皆さんの人生に明かりをともせますように」とメッセージを込めた。【野見山拓樹】


◆シェネル 1983年3月10日、マレーシア生まれ。オーストラリア出身。07年にデビューし、日本でブレーク。TEEのカバー曲「ベイビー・アイラブユー」収録の11年のカバーアルバム「ラブ・ソングス」が大ヒット。代表曲は12年「ビリーヴ」や14年「Happiness」など。13年に結婚し、現在1児の母。

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