
「ベイビー・アイラブユー」や「ビリーヴ」で知られる、オーストラリア出身歌手Che’Nelle(シェネル、42)が10日、デジタルシングル「そのままでいいよ」を配信リリースした。このほど日刊スポーツの取材に応じ、日本での活動について語った。
07年にデビューし、日本でブレーク。TEEのカバー曲「ベイビー・アイラブユー」を収録した11年のカバーアルバム「ラブ・ソングス」が大ヒットしたほか、12年「ビリーヴ」や14年「Happiness」など、日本で多くのヒット曲を生んできた。
「そのままでいいよ」の歌詞はすべて日本語。英語が第1言語だが「英語より日本語の歌詞の方が覚えるスピードが速い」という。「日本語で歌うという過程をへることで、何かを人に伝えるときに、自分で理解して人に伝えられる。そうすることが自分が生きる中でのミッションのひとつだと思う感覚がある」。歌詞に込められた意味をかみしめることで、より強い感情で聴く人に訴えかけている。
13年に結婚し、現在1児の母。「2027年に日本に引っ越す予定です」と明かし、「人生っていろんな文化を知った方が暮らしやすくなる。いろんな生き方があることを理解した方が生きやすいですよね。知らないことを知らないまま決めつけてしまうと、自分がどんどん生きづらくなる。いろんな国を旅していろんな文化があることを学んで、理解しがたいこともそのまま受け入れる経験をしたから、今の私を受け入れられていると思います」と語った。
続けて「日本は秩序がある国で、仲間とまとまって動く国だから、その中で自分を表現するのはなかなか難しいと思う。日本の人たちは本当に優しくて親切だけど、実は心の中はアングリーだってこともある。怒っているときは我慢せずに怒っていいと思うし、感情そのままでいいと思います」と語りかけた。【野見山拓樹】
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◆シェネル 1983年3月10日、マレーシア生まれ。オーストラリア出身。07年にデビューし、日本でブレーク。TEEのカバー曲「ベイビー・アイラブユー」収録の11年のカバーアルバム「ラブ・ソングス」が大ヒット。代表曲は12年「ビリーヴ」や14年「Happiness」など。13年に結婚し、現在1児の母。
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