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北の大地で殻を破る。現役ドラフトで巨人から日本ハムへ移籍した菊地大稀投手(26)が12日、エスコンフィールドで入団会見に臨んだ。背番号は「55」に決定。普段はおとなしい性格でインドア派だが、ファンフェスを盛り上げるダンスユニット「清宮フレンズ」に自身の親友「タイコ」を加入させることにも前向き。23年には50試合登板を果たした中継ぎ右腕が、新天地でなりふり構わずチャンスをつかむ。
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普段は「静かでおとなしい」と話す菊地だが、日本ハム加入へ向けた予習はバッチリだった。「ファイターズには清宮フレンズっていうものがあるとちょっと聞いたんですけど…清宮は同級生なので僕も早く話してみたいです」。11月22日のファンフェスでの「清宮フレンズ」のパフォーマンスは「YouTubeで拝見いたしました」と目に焼き付けてきた。
その感想は「いや、ほんとに清宮…の親友が、あの…」と表現に困っていると、会見に同席した木田GM代行が「入りたくなかったら、入らなくて全然大丈夫だから」と助け舟を出した。だが菊地は「(自身の親友に)快く引き受けてもらいたいなと思ってます」と笑顔を見せた。
インドア派だという菊地はもちろん、親友の「タイコ」もダンスは「全くやったことがない」という。それでも「逆に新天地で、そういうことをどんどんやっていけたら…僕の友達のタイコも、そういうタイプではないんですけど『新しいタイコをみつけられるように』って言っときます」。現役ドラフト後に清宮幸経由でリーダーの「キヨコ」から受けた加入オファーに応じるつもりだ。
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自身もエスコンフィールドのマウンドで“新しい菊地大稀”をみつけたい。「この2年、なかなか結果が出ずに自分自身くすぶっていた気持ちもある。すごい大きなチャンスだと思って、もう1回1軍の舞台で活躍したい」。北海道でポテンシャルをはじけさせる。【木下大輔】
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