小山美姫、2度目のSFテストは“異なるクルマ”への適合に苦労「技量の幅が足りなかった」と落胆

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2025年12月13日 15:20  AUTOSPORT web

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小山美姫(KDDI TGMGP TGR-DC) 2025スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト/ルーキーテスト
 12月12日まで、鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト。最終日のルーキードライバー限定セッションには、昨年ここでスーパーフォーミュラ初走行を果たした小山美姫の姿もあり、今回はKDDI TGM GP TGR-DCから出走した。

 小山は午前に25周、午後に29周を走破し、とくに午後のセッションでタイムを上げていくと、最終的にトップから2.279秒遅れの1分39秒141という自己ベストタイムを記録した。

 昨年は、念願のスーパーフォーミュラ初走行が叶い、協力してくれた人たちへの感謝の想いと「もう少しできた」という悔しさが混ざってメディアミックスゾーンでは涙を流す場面があったが、今年は別の課題に直面し、悔しさを滲ませる表情で会場に現れた。


■「昨年の方が『やり切った』という感覚」

 小山はテスト初日からチームに帯同。初日となった10日は小林可夢偉が、11日は国本雄資が走らせた28号車で、3日目の走行へと臨んだ。

「昨年と同じく『もうちょっと行けたかな』というか……今日やれることはやり切ったんですけど。可夢偉さんと国本さんの走りも一日じゅう見ていました。その中で、自分は昨年から今年で(テストをする)クルマとチームが変わっていて、そこに対してもう少しアジャストする能力が必要だなと思いました」と小山。

 全車同じダラーラSF23を使っているとはいえ、チームが変わるとキャラクターが微妙に変わってくるというのは、レギュラードライバーの間でもよく聞こえてくる話。昨年、Kids com Team KCMGでテストに出走した小山も、チームが変わったことによるクルマのキャラクターの違いを感じていたが、そこにアジャストしていくのに時間がかかったようだ。

「同じクルマでも(昨年乗ったものとは)キャラクターが違ったなかで、そこに対してアジャストするのが、いまの自分には難しくて……。そういうところは可夢偉さんや国本さんは経験がありますし、限られた時間のなかで仕上げてくるというところまで持っていっていたと思います。自分はそれが足りませんでした」

「課題とかも明確で、ひとつずつ克服しながらタイムも上がっていったんですけど、このクルマにアジャストするのに時間がかかったというか、自分の技量の幅が足りなかったなと……」

「本当なら今日の終わりくらいの状態を午前のうちに仕上げて、午後にもっと詰めることができれば一番良かったんですけど……そこまで行けなかったです」

 昨年も1日のテストを終えて課題が見つかったというが、今年見つかった課題はまた別のものだという。

「昨年の方が『やり切った』という感覚はあって、テストの目的を理解した上での初めての走行としては、足りなかったところはあったけど、まだ自分で自分を許せる範囲ではありました」

「ただ、今回に関して言うと、やっぱり足りなかったなと。クルマのキャラクターの違いがあるなかで、アジャストしていくところが経験者と比べて劣っているところがあると感じていて、それを受け止めてはいるものの、レーサーとしては負けていることのひとつでもあるので……タイムもそうですけど、内容の面でも悔しい気持ちが強かったです」

「でも、昨年とは違ったクルマに乗せてもらったことで、得られることは大きかったなと思います」

 2回目のテスト参加機会だったからこそ、初回には感じなかった“スーパーフォーミュラの難しさ”に直面していた様子の小山。この経験がきっと今後に活きていくことだろう。

[オートスポーツweb 2025年12月13日]

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