
<ラグビー全国大学選手権:帝京大29−14東洋大>◇14日◇3回戦◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆4000人
2大会連続3度目出場の東洋大(関東リーグ戦2位)が、4連覇中の帝京大(関東対抗戦4位)を苦しめた。
初戦敗退となったが、NO8ステファン・ヴァハフォラウ主将(4年=札幌山の手)は「結果としてはうれしくないかもしれないですが、ここで終わりではない。後輩はまだまだ伸びるチャンスがある。自分たちは“勝つ鍵”を残したと思う」と力を込めた。
王者に引かず、持ち味を出した。前半から相手陣で試合を進め、0−5の15分にFB池渕紅志郎(2年=城東)が同点トライ。ゴールも決まり、前半を7−5で折り返した。
後半開始早々にも抜け出した相手に対し、WTB梅木颯斗(2年=黒沢尻工)が諦めることなくタックル。トライゾーンでの落球を誘い、逆転トライを防いだ。後半は3トライを献上しながら、試合終了間際にはFWのモールで意地のトライ。福永昇三監督は「選手が『インゴール(トライゾーン)を守ろう』という、責任感あるプレーを随所に見せてくれた。誇りに思います。チームの未来に続くと思います」と教え子をたたえた。
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全国大学選手権への初出場は22年。現在の4年生が1年生の時だった。主将は「最後にトライを取ったのは自分たち。あとは後輩たちがやってくれると思います」と胸を張り、下級生へバトンをつないだ。【松本航】
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