「OWV OCTPATH MASHUP LIVE 2025 TWO THRONE」(C)山口比佐夫【モデルプレス=2025/12/15】ボーイズグループ・OWV(オウブ)とOCTPATH(オクトパス)が12月13日・14日、連動型2DAYSワンマンライブ『OWV・OCTPATH MASHUP LIVE 2025 TWO THRONE』を横浜BUNTAIにて開催。ここでは、2日間の様子をレポートする。
炎が上がり、『Hands Up』が始まると客席のペンライトが上下に振れ、古瀬が「この日のためのスペシャルメドレーです!」と叫び、高橋わたるがビジョンに向けてハートマークを作りウィンクをすると大きな歓声が上がった『VIVID』に、メロウなサウンドにNOPPO氏が振りつけた手振りが美しい『また夏に帰ろう』、全員が肩を組みながら歌う幸せに満ちた『our Good Time』、ドラマティックな『Adolescence』で締めていく。彼らからあふれ出る清涼感や、少しの切なさなど、エモーショナルな感性がぎゅっと詰め込まれた、宝物のようなメドレーだった。
ワンマンライブだからこそ見ることができるユニットステージでは、古瀬と高橋が組み、怪しく美しい世界観を表現。2人は1本の布の紐で繋がりながら舞う、怪しくドラマティックな演出に、客席は静かに息をのんだ。海帆と西島は、メロウなラップナンバーKohjiya,Shurkn Pap &MUDの『Love Me』をカバー。湿度のある西島のラップ、そして対照的な渇いたラップが重なり、栗田と太田、小堀柊はback numberの『クリスマスソング』をカバー。より等身大に聴こえる彼らの歌声は、しっかりと会場中に響き渡った。
そして、四谷は今年開催された『à la carte』のライブでも盛り上がった『むちゅー◆あいどる』(※「◆」は正式には「ハートマーク」)を披露。四谷のアイドルへの想いが詰め込まれた人気曲だが、この日は途中から海帆が参加し、曲中セリフである海帆が「こっちにおいで」と囁くと歓声があがり、この曲名物の口上が叫ばれると会場はひとつに。海帆と四谷はアイドルとしての最高の笑顔でお互いのほっぺをつつき合うなど“かわいい”を全力で表現し、THmeを沸かせた。
センターステージで8人が円になり向かい合い、『Car Stereo』を歌い終えると、ビジョンには真っ赤な光に包まれ、扉が開いていく映像が映し出されていく。そこから始まったデビュー曲『IT’S A BOP』は、次のフェーズに彼らが進んだことが伝わってくる。歌うたびに強く成長し続けたこの曲からは、間違いなく、覇気が増し、歌詞通り覚悟を感じることができる。そのままの勢いを保ちながら『Wild』、『Bump』『Lip Service』と激しくたたみかけると、OWVの『BREMEN』のカバーを泥臭く、力強くパフォーマンス。ラストまで決して緩むことなくたたみかけ、『Run』のロックアレンジをマイクスタンドで感情をぶつけるように歌い、叫んでいく。そのエネルギッシュなステージの中に、彼らの自信と決意、そして楽しさがしっかりと溢れていた。
◆OCTPATH、サプライズ発表も続々
ビジョンに映し出された赤い光が2つに割れると、そこにはOWVの姿が。ステージにはOCTPATHとOWVの12人が揃い、テーマ曲である『TWO THRONE』を一緒にパフォーマンス。OWVの佐野文哉、本田康祐、OCTPATHの古瀬、海帆が振り付けしたこの曲では、全員が一列となり全員が揃う圧巻のダンスで魅せ一気に巻き込んだ後、ラストに4人と8人に分かれ反対の方向へ分かれていく演出は鳥肌もの。最後には2組がにらみ合ってからすれ違い、「To be continued…」と映し出され、本編は終了した。
さらに “Go To 5th Anniversary”と題したプロジェクトの一環として、ファンミーティング、単独ライブやリリース、さらには地上波冠番組など続々と発表。高橋は「みなさんの何気ない言葉で僕は本当に救われています」と愛を伝え、古瀬は「これを経て、新しい夢が増えました。OWVとOCTPATHで全国ツアーがしたいです!」と叫ぶなど、それぞれが愛あるメッセージを届けた。
後半では衣装を変え、炎があがるなか、猛々しいダンスと、強い意志がにじみ出たメッセージの『Sound the Alarm』を披露。本田と佐野がハイタッチした後、圧巻のダンスブレイクを見せると、OCTPATHのデビュー曲『IT’S A BOP』をカバー。半分の人数でありながらもまったく感じさせない迫力で魅せ、続いて彼らのデビュー曲『UBA UBA』へと繋いでいく。彼らの原点でありながらも、ライブで重ねていくごとに説得力と力強さを持つこの曲が、客席をダンスフロアへと変えていく。そのまま息つく間もなく『Tararam』ではコール&レスポンスをしながら、限界など感じさせずにたたみかけていく。
その爆発力は加速したままシームレスに『Fanfare』、そして本田が「もっとみんなの声聞きたい曲あるんだけど一緒に歌ってくれてもいいかな!?」と叫び『SORENA』がスタート。一気に会場の温度が上がるなか、激しくそのままの熱を伝える本田と、クールで冷静に見え、誰よりも熱い想いをぶつける佐野、そして中川と浦野が肩を組んでセンターステージで笑顔を交わすなど、一気に感情をぶつけていく。そして、身体中に突き抜けるビートに興奮する『What you waitin’ for』ではジャンプで席が揺れるほど盛り上がり、暗転。