単気筒からV12まで。エンジンと変速機の理解が進むシミュレーターアプリ『Trans4motor R』発売

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2025年12月15日 17:40  AUTOSPORT web

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『トランスフォーモーターR』は単気筒からV12までのエンジン構造とその変化、ギアを通る駆動力の流れを、iPhone/iPad上で“観て・触って・理解できる”形にまとめたアプリだ
 エンジンと変速機の構造・駆動力伝達をリアルタイムに可視化するシミュレータアプリ『Trans4motor』シリーズの最新作が登場。開発元であるキットピークは12月11日、『Trans4motor R(トランスフォーモーター・アール)』を発表し、同日より配信提供を開始している。

 iPhone/iPad向けアプリである『トランスフォーモーターR』は、単気筒からV型12気筒まで、さまざまな形式のエンジン構造と、変速機を通る駆動力の流れを、デバイス上で“観て・触って・理解できる”形にまとめたもの。内燃機関のメカニズムを深く理解したいと願うユーザーを主な対象としている。

 アプリの開発は、「もし透明なエンジンがあり、設定を変えた瞬間そのまま形を変えて動き続けてくれたら」という発想から出発したという。

 同アプリの主な特徴として、設定を変えるたびにエンジンが新しい構造へ滑らかに姿を変える“シームレス変形”が挙げられる。直列、V型、水平対向といったレイアウトの違いや、気筒数、点火間隔の変更に対応しており、エンジン設計のロジックを逆算的に追体験できる構造だ。

 また、今作ではシリーズとして初めてギアボックス内部の構造と動きが可視化された。乗用車などで使われるシンクロメッシュ式トランスミッションに加え、スポーツバイクやレーシングカーで採用されるドグミッションにも対応し、クラッチやギアの連携をスローモーションで確認することが可能に。

 さらに、駆動の流れを色分けしてハイライト表示する“GearVision(ギアビジョン)”モードの搭載により、変速の仕組みの理解が容易になっている。


■憧れのエンジンを再現するもよし、理想のスペックを求めるのもよし

 気筒数をはじめ、ボア×ストローク、Vバンク角、バルブ機構(SOHC/DOHC/OHVなど)、ギア歯数といった詳細なパラメータを編集できるのもこのアプリの特長のひとつだ。ユーザー作成したエンジンの設定は、専用のエンジン共有サイト『Engines(エンジンズ)』を通じて、世界中のユーザーと共有できる。

 エンジン音合成にはサウンドデザインラボ社の協力による最新手法が用いられ、気筒数や点火間隔の違いによる音のキャラクターやアイドリングの揺らぎが自然なかたちで再現された。

 4ストロークサイクル、点火順序、シンクロメッシュ機構など、エンジンと変速機で構成される内燃機関車のパワートレインを立体的に学べる“TechTour(テックツアー)”モードも備えた『トランスフォーモーターR」は、前述のとおり12月11日からダウンロード販売が開始されている。価格は通常1500円(税込)のところ発売記念キャンペーンとして1200円(税込)でリリース中。アプリの詳細は公式サイト(https://trans4motor.com/r/ja/)を確認してほしい。


■製品概要

製品名:Trans4motor R(トランスフォーモーター・アール)ジャンル:エンジン/トランスミッション・シミュレータアプリ対応OS:iOS 16以降(iPhone/iPad)iOS 26対応対応機種:iPhone 8/X/XS/11/12/13/14/15/16/17/18 Pro Max、iPad第5世代〜、iPad Air第3世代〜 iPad mini第5世代〜、iPad Pro全モデル配信開始日:2025年12月11日(木)価格:アプリ本体 1500円(税込)※発売記念キャンペーン 20%オフにて 1200円(税込)販売形態:ダウンロード販売(Apple App Store)App Store: https://apps.apple.com/jp/app/id6739180076?mt=8

[オートスポーツweb 2025年12月15日]

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