重量に応じたEV新税導入へ=自動車関連税制改正固まる―政府・与党

45

2025年12月16日 12:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

大阪中心部のビル群の脇を通る高速道路=4月10日(AFP時事)
 政府・与党は16日、電気自動車(EV)について、車両重量に応じて追加で課税する方針を固めた。2028年5月からの導入を目指す。道路の劣化を早める重い車体のEVが増える中、インフラ維持費に充てるため、相応の税負担を求める声が上がっていた。燃費性能に応じた「エコカー減税」の延長なども含め、自動車に関する26年度税制改正の全容が固まった。

 新税は、自家用のEVやプラグインハイブリッド車(PHV)を対象に、車検時に支払う自動車重量税(国税)に特例で上乗せする。具体的な税率は、ガソリン車の利用者の平均的な税負担を踏まえ、27年度税制改正で決める。平均的な重量を下回るEVは、エコカー普及の観点から過度な負担とならないよう配慮する。

 車の所有者に毎年課税する種別割(地方税)も、EVの車両重量に応じて税負担が高くなる仕組みを28年度以降に導入する。現在、EVなどには最低税率が適用されているが、ガソリン車の平均税率と同水準を基本とする方向で議論を続け、27年度税制改正で結論を得る。 

このニュースに関するつぶやき

  • そりゃ燃費を良くするためにバッテリーを搭載して車重を増やして路面への負荷を高めたり廃棄コストで環境負荷を高めているのに環境に良いとされるのは本当か?って話。
    • イイネ!5
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(35件)

ニュース設定