佐藤琢磨主催キッズカートアカデミーのファイナルレ−スが今年も開催。全国上位8名がウエットながら熱い接戦を繰り広げる

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2025年12月16日 18:00  AUTOSPORT web

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ウエットの新東京サーキットで、全国の上位8名が集まってファイナルレースが行われた
 12月14日、千葉県市原市の新東京サーキットで『グリコ× With you Japan TAKUMA KIDS KART ACADEMY』が開催された。主催はインディ500優勝経験を持つレーシングドライバー佐藤琢磨。今回は、11月に栃木県モビリティリゾートもてぎで行われた『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE FINAL』で上位成績を収めた8名の子供たちが招待され、より本格的なレーシングカートに挑戦した。

 2014年にスタートした『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE』は今年で12年目を迎え、佐藤のモットーである『No Attack No Chance』をテーマに全国21のサーキットで延べ約1000人の子供たちがタイムトライアルに参加した。11月に各地の上位者が競ったFINALを経て、今回のアカデミー参加者が選抜された。

 当日の新東京サーキットは冷たい雨に見舞われ、アカデミー史上初のウエットコンディションに。事前に卒業生が雨路面で試走を行い、競技長の長谷川謙一競技長とともに安全対策を整えたうえでプログラムは行われた。開会式では佐藤から走行の注意事項とともに熱いエールが送られ、8名の生徒は雨が降るなかで走行を開始した。

 午前中、まずはアカデミー卒業生の先導で周回し、その後はスラロームやブレーキングの基礎練習に取り組んだ。時折スピンやコースオフも経験しながら「失敗から学ぼう!」と琢磨から応援されながら腕を磨いた。。

 続くフリー走行では次第に雨の走り方に慣れ、タイムも向上。プログラム最後のファイナルレースのグリッドを決めるタイムプラクティスでは、全員が2秒以内に収まる接戦となった。

 迎えたファイナルレースは、堀澤選手がポールポジションからホールショットを決めて1コーナーへ入ると、澤選手、木津選手が続き、序盤から激しいバトルが展開された。

 中盤以降は堀澤選手と木津選手によるトップ争いとなり、15周のレースは最後まで白熱。最後までポジションを守り切ってトップチェッカーを受けたのは堀澤選手だった。

 ピットに戻ると父親に駆け寄り、涙ながらに熱い抱擁。堀澤選手は「お父さん、お母さんと友達や地元のサーキットの人たちも頑張れ! と応援してくれて、それに応えられたのがうれしかったです」と涙でコメントした。

 佐藤は総評で「今日は本当に最後まで素晴らしいレースでした。雨の1日でしたが、いつもと違う雨のなかで学んだ事も多かったと思います。悔しい思いをした子もいると思いますが、それは次につながるバネにして頑張って欲しいと思います。それと今日ここまで応援してもらったお父さんやお母さん、サポートしてくれた関係者の人に感謝の気持ちを忘れないようにして、次のチャンレンジを頑張って欲しいと思います」と語り、アカデミーを締めくくった。

 12年目を迎えた琢磨のカートアカデミー。今年は雨の難しいコンディションとなったものの、日本中から選ばれた上位8名は失敗にめげずに果敢に走行し、ファイナルレースでそれぞれが雄姿を見せた。琢磨からの直接指導という経験は、未来のモータースポーツ界へさらなる一歩を踏み出す糧となるに違いない。

[オートスポーツweb 2025年12月16日]

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