ホンダ、アステモの株式を追加取得し連結子会社化。SDVへの変革の時代に対応

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2025年12月17日 09:00  AUTOSPORT web

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2025スーパーGT第8戦もてぎ Astemo CIVIC TYPE R-GT
 ホンダは12月16日、持分法適用関連会社であるアステモの株式を日立製作所から21%相当追加取得し、連結子会社とすることを決定したと発表した。今後、ソフトウェアデファインドビークル(SDV)への変化の流れが加速していくなか、ホンダはSDV開発力やコスト競争力の向上にスピード感をもって取り組んでいく。

 アステモは日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業が2021年1月に経営統合し誕生した。モータースポーツ界でも四輪のスーパーGTではAstemo REAL RACING、二輪の全日本ロードレースではAstemo Pro Honda SI Racingをサポートするほか、インディカーでもスポンサードを行っている。2023年には、JICキャピタルの子会社であるJICCを共同パートナーとし、ホンダ40%、日立が40%、JICCが20%という出資比率となっていた。

 ホンダは昨今の自動車業界の環境が絶えず変化しているとし、「特に、モビリティの価値が、従来のハードウェアを主体としたものから自動運転や無線更新で機能を高められる技術などを含めたSDVへと変化していく流れは今後も加速していくものと見ており、ホンダは、SDV開発力やコスト競争力の向上に一層のスピード感をもって取り組んでいます」とした。

 アステモは、ホンダにとってハードウェアのみならずソフトウェアにおいても高い技術を持つ重要なパートナーであり、SDV開発やコスト競争力において、「ホンダがさらなる向上を目指すうえで、同社の成長は欠かせないもの」とし、環境変化のなか、アステモがSDV時代に必要となるAIやソフトウェアを高効率かつ高速で開発できる体制の構築を推し進めるために、ホンダが親会社として変革をリードすることが必要だと判断した。

 この判断にともない、ホンダは日立から21%相当の株式を追加取得し、出資比率をホンダ61%、日立が19%、JICCが20%に変更することに合意した。今後、競争法やその他の法令などに基づき必要なクリアランスや許認可の取得を経て、2027年3月期第1四半期中に株式の取得を実施する予定だ。ホンダはアステモの親会社となり、「IPOを視野に入れたグローバルサプライヤーとしての成長をリードしていきます」としている。

[オートスポーツweb 2025年12月17日]

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