
結婚したときはただ純粋に「幸せにしてあげたい」と、そう思っていた。子どもたちの夢のために、俺の持っているもののすべてを注ごうとした。けれど最終的に俺が目にしたのは「ごめんなさい」と頭を下げる子どもたちの姿だったのだ。

俺は子どもたちの気持ちに寄り添うべきだったし、たとえ受け入れられなくても、時間をかけて待つ覚悟がないとダメだったのだろう。今さら後悔しても遅いけれど……。俺が落ち込んでいると、父が諭すような口調で語りかけてきた。
もともと両親は再婚に良い顔をしていなかった。子どもがいる相手は難しいだろうという理由だった。きっと子どもたちの「親」になることを俺が安易に考えていると、両親には見透かされていたのだろう。
結果的に離婚になってしまったけれど、両親は何だかんだ言いながらも、こんな俺でも受け入れてくれる。俺が子どもたちを受け入れられなかったのは、すべて俺自身の未熟さゆえのことだ。別れてしまったけれど、俺はこれからもできるかぎりのサポートをしていくと決めた。「親」にはなれなかったけれど、子どもたちを振り回してしまった、せめてもの償いとして……。
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