
来年、デビュー45周年イヤーに突入するラウドネスが29日、東京・EXシアター六本木で、LOUDNESS 45th Anniversary Tour 2025−2026 Chapter 1 "THE BIRTHDAY EVE"東京公演を行った。
同ツアーは、原点回帰と進化をテーマに、08年11月に肝細胞ガンで亡くなったオリジナルメンバー樋口宗孝さんの追悼も兼ねたスペシャルライブに位置付けられている。
この日はアルバム「DEVIL SOLDIER〜戦慄の奇蹟〜」のアートワークをステージバックに掲げた。SEも「Theme Of Loudness Part II」を使用。2000年の再集結以降を中心に構成した28日公演とは打って変わり、初期からのオールドファンを意識した演出となった。
赤く染まるステージにはランダムスターを手にした高崎晃(64)。オープニングナンバーは高崎のギターハウリングからのアーミングで始まる「LOUDNESS」。腹の底に響く重低音で会場を圧倒した。それは、歴史の幕開けとなった81年浅草国際劇場でのデビューライブと同様のオープニングとなった。大歓声の中、「HIGH TRY」「ROCK SHOCK」と続けた。
二井原実(65)は「恒例の年末ライブです。このライブを聞かないと年を越せない人もいますよね!」と会場に呼びかけ、「みんなの知っている曲をたんまり用意してきました」とアピール。「2025年のあれやこれやを、非現実の爆音ですっきりさせて帰ってください!」と呼びかけ、ファンから大歓声を浴びた。
|
|
|
|
この日はアルバム「THE LAW OF DEVIL'S LAND〜魔界典章〜」から「IN THE MIRROR」「THE LAW OF DEVIL'S LAND」、山下昌良(64)のTAURASから始まる「BLACK WALL」、アルバム「SHADOWS OF WAR」から「DARK DESIRE」など、80年代の曲を主体に構成した。
ライブ中盤、二井原は「文明の利器。ひぐっつぁん(樋口さん)のライブ音源がある」とすると、鈴木政行(53)のドラムの前に下ろされたスクリーンに樋口さんの写真が映し出された。樋口さんのドラム音源に合わせるかたちで「LOVE OF MY LIFE」を披露した。「樋口宗孝バースデーイブは毎年(恒例の年末ライブに)ひっついてやるのでは」とした。
アンコールではアルバム「HURRICANE EYES」から「THIS LONELY HEART」、シングル曲「GERALDINE」と続け、「次の5年、10年をラウドネスと一緒に駆け抜けてください! 行けるところまで行くよ!」からの「S.D.I.」で締めた。
ライブ最後には、映像でChapter2としてUSツアー、Chapter3として日本ツアー、Chapter4としてEUツアーの開催を告知。その映像の最後には「来年もまたここで会いましょう」と記した。
この日の公演は、ライブ映像プラットフォーム「ラウド・レガシー」でも生中継した。また、アーカイブ映像も視聴可能となっている。【川田和博】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。