Hey! Say! JUMP、ドームツアーでオーケストラと初コラボ 有岡大貴演出の幻想的なステージで5.5万人魅了【ライブレポ】

1

2026年01月02日 04:00  オリコンニュース

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

オリコンニュース

ドームツアー『Hey! Say! JUMP DOME TOUR 2025-2026 S say』東京ドーム公演
 7人組グループ・Hey! Say! JUMP(山田涼介、知念侑李、有岡大貴、高木雄也※高=はしごだか、伊野尾慧、八乙女光、薮宏太)が1月1日、ドームツアー『Hey! Say! JUMP DOME TOUR 2025-2026 S say』東京ドーム公演を開催した。今作では、有岡大貴が演出を担当。12枚目のオリジナルアルバム『S say(エッセイ)』を中心とした33曲を約2時間半にわたり、壮大でファンタジックなステージで繰り広げた。(以下、本編ネタバレを含みます)

【写真】Hey! Say! JUMPのにぎやかで華やかなステージ

 Hey! Say! JUMPのステージはいつも魔法のようなときめきであふれている。これまでも山田や有岡の演出のもと、コンセプチュアルなアルバムの世界を表現したツアーが行われてきたが、今回は開場とともに、アリーナエリアに7つのミニステージ、そしてそれを囲うように湧き上がる噴水が出迎え、まるでアトラクションの入口かのごとく、開演を待ちわびるファンのワクワク感を高めてくれる。

 オープニングは前回のコンサート「H+」を締めくくった楽曲、「UMP」からスタート。再び本の扉を開くようでもあり、新しい物語が始まるようでもある。白を基調にメンバーカラーを取り入れた王子様風衣装の7人が、自動制御ペンライトが光に導かれ、姿を見せると会場の熱量も最高潮に。クールなサングラス姿の山田がゆっくりとフレームを下ろしてウィンクをするキラータイムに大歓声でドームが揺れた。

 有岡が「東京ドーム、あけましておめでとうございます!2026年はHey! Say! JUMPと楽しい1年にしましょう」と晴れやかに開幕を宣言し、高木は「2026年こんにちは、最初のデート楽しみましょう!」と思わずキュンとさせる呼びかけを。「ウィークエンダー」や「eek!!」などポップで心弾む選曲で開始早々、エンジンをかけまくる。

 ラランド・サーヤ提供曲「SUPER CRUSIN'」は手をクルクルしたり、敬礼するような振り付けも。一筋縄ではいかない航海も楽しみながら乗りこなしていく彼らの大冒険を思わせる。切なさとポップさが絶妙に交わったラブソング「encore」では、美しい金髪にメガネという2次元キャラクターのような伊野尾が投げキスで余韻を残した。

 続くブロック前映像では、懐中時計をキーアイテムにメンバーが砂漠や街、海の中といったさまざまな場所でストーリーをつなぎ、最後は山田が懐中時計の蓋を閉じると、実際にステージに巨大な時計台、らせん階段、そして古代図書館が出現。白い衣装に赤い手袋を装着した7人がホラーテイストで魅せる「GHOST」や、砂ぼこりが舞うようなオレンジの照明のなか「cowboy」はタイトルのままワイルドで、銃を撃つような振り付けも。同じセットも彼らの手にかかれば、楽曲ごとに印象がガラリと変化させることができる。

 ミステリアスさやクールなダンスが続くと一転、MC前のブロックでは「祭」のちょうちんが提げられた神輿型のトロッコに乗り込み、「MATSURI☆FEVER」ロゴ入りのハッピを羽織り、うちわを振り回して、ドームを一気に夏祭り会場に染め上げる。“わっしょい!”のコール&レスポンスで大盛りあがり。さらに伊野尾の「お正月、食べすぎちゃっても、Hey! Say! JUMPに許してもらえば、いーの、おっけい!」というお正月バージョンのアドリブから、「ときめくあなた」は「Hey! Say! JUMPに許してあげるよ」の歌詞が印象的な“甘やかしソング”で、ファンに向けてのとびきりのラブソングでもある。

 MCでは「新年あけましておめでとうございます」をみんなでごあいさつ。有岡が「うれしんねん(新年)」とややスベったり、知念が「あなたはちんねん(新年)さんですか」と聞かれるなど、ちょっと浮足立った会話から始まり、昨夜開催された合同カウントダウンコンサートの“反省会”として配信の回線トラブルをなぜか高木が深々と謝罪し、伊野尾は「除夜の鐘カンカーン」のアドリブ失敗を悔いた。

 恒例の衣装チェンジのグーパーじゃんけんを経て、八乙女のX開始報告&薮のソロトーク、“健全ピンク”を主張する知念の漫談コーナーでは、ステージの端から端まで歩きながら話し続け、“一人しゃべりキャラ”を確立させた知念に、メンバーからは「落ち着きがあってすごい」「ずっと聞ける」「絶対間を空けない」と絶賛の声が飛んだ。

 いつまでもおしゃべりが止まらない7人だが、伊野尾が「私はカミカミなんちゃって!」と噛みまくりながら紹介したのは新曲「ハニカミ」。ハートいっぱいの振り付け、“らしさ”あふれる直球で王道なラブソングに、多幸感があふれる空気感はメンバーの仲良しさがあふれるMCから引き継がれたもの。顔周りの振り付けがキュートな「メロリ」では、メンバーの顔がモニターに映るたびにファンを「メロリ」とさせる。

 そのまま「劇的LOVE」で有岡、知念、山田、八乙女/高木、伊野尾、薮に分かれ、また全長9メートルのユニコーンが輝くフロートへ。手を大きくフリフリしながらファンのもとへと向かうと、「ネガティブファイター」では定番となったあだ名コールもありながら、後半もハイテンションソングが続く。「サンダーソニア」では花火の映像とともにメンバーがメインステージに戻ってくると、あっという間にコンサートも終盤に。

 すでに最高潮の盛り上がりとなるなか、有岡が「見せ場のひとつ」として自信を見せるのが、グループ初となるオーケストラとのコラボレーション。LED扉が開くと、先ほどの古代図書館から一転、指揮者を含む32人の“S say Orchestra”が姿を見せ、壮大な音楽を奏でると、白いパイプオルガンの音色に誘われ、ペンライトが一斉にあたたかな紫や淡いオレンジの光で包まれる。

 王階段に並んだ7人がつむぐ愛の誓いの歌詞が重厚感ある演奏をまとって響く「DEAR MY LOVER」。静かな寂しさと切ない衝動を歌う「Give Me Love」から、赤い布を取り出したダンスをはさみ、「愛よ、僕を導いてゆけ」「Symphony」「未来線」など、オーケストラの音色が楽曲に新たな彩りを与え、完成された物語のように本編は終了した。

 アンコールでは「2026年」がついたおもちゃのサングラスをかけてご機嫌の山田や、猫のように寝転がって気持ち良さげにペンライトの光を浴びる高木など、それぞれがフロートや通路で残りの時間を楽しみながらファンと交流しつつ、オープニングに登場したミニステージへ移動する。メンバーのいるミニステージの位置に合わせ、噴水や目の前のブロックが7色のメンバーカラーに染まり、唯一無二の景色を生み出すと、ラストは「White Love」を歌唱し、フィナーレを飾った。

 最後に薮は「2027年に20周年イヤーに突入します。20年とは言わず、みんなが求めてくれる限りは一丸となって続けていきたい。2026年、みんなにとって最高な1年になれるように、個々でもグループでも頑張っていきたいと思います」と抱負を掲げ、「またこの場所で絶対みなさんとお会いしましょう」と強く約束した。八乙女は「新年一発目!JUMPと一緒に声出したい人!」と「イエーイ!」を煽りまくり、声出しを担う。「俺たちが〜!?」「Hey! Say! JUMP!」と声をそろえると、銀テープが舞い上がり、2026年最初の7人のステージを華やかに締めくくった。

 同ツアーでは昨年12月から全国4都市10公演、約46万人を動員する。

    ニュース設定