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年末年始休暇は、退職意向を加速させるのか。マイナビ(東京都千代田区)の調査から、年明けの出社時に同僚などが退職していた「あけおめ退職」の経験者が28.4%に上ることが分かった。若い世代ほど経験率が高く、20代は41.1%だった。
「あけおめ退職」とは? 年末年始に会社を辞めたくなるワケを調査
「あけおめ退職」を経験した際の感情として「寂しい」「ショック」「驚き」だけでなく、退職に対する共感や「今よりも良い条件の職場を見つけている」「将来を考えて行動している」といった羨望に近い気持ちを示す回答が見られた。また「業績悪化への不安」「人員減による負担増への懸念」といった声も寄せられた。
年末年始を通じて30.8%が「今の会社を辞めたい」と思ったことがあると回答した。そのタイミングとしては「連休中」(18.5%)が「連休明け」(12.3%)よりやや高かった。年代別では、20代で「連休中」(24.9%)が高い傾向が見られた。
辞めたいと思ったきっかけでは「給与や待遇への不満」「業務量の多さ」「人間関係の疲れ」などに加え、帰省や友人との会話で現状を見直す機会が増えることや、長期休暇明けの負担が退職意欲を高める要因となっていることが見てとれる。
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●退職者が最多の長期休暇が年末年始
年末年始休暇を通じて「今の会社を辞めたい」と思ったことがある人を対象に、会社からどのようなサポートがあれば気持ちが変わるかを尋ねた。待遇面では「給与・ボーナスの増加」「福利厚生の充実」が目立ち、業務面では「業務負荷の均一化」「有休取得の容易化」「休暇明けは軽い業務から始める」といった意見が挙げられた。
一方で「どんなサポートがあっても辞めたい気持ちは変わらない」という回答も一定数あり、サポートだけでは離職を防ぎきれない現実もうかがえる。
企業の中途採用担当者に「退職者が出た長期休暇」を尋ねたところ「年末年始休暇」(36.6%)が最多となり、以降「ゴールデンウイーク休暇」(35.2%)、「夏季休暇」(28.6%)と続いた。
退職者が最も多かった長期休暇も、トップは「年末年始休暇」(23.4%)で、その他「ゴールデンウイーク休暇」(21.0%)、「夏季休暇」(9.7%)がランクインした。「どの長期休暇後にも退職者は出たことがない」も30.1%も占めた。
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マイナビは「年末年始休暇は、自分の働き方を振り返る時間を持つ貴重な機会でもある。必ずしも離職リスクがある期間ではなく、キャリアを前に進めるための節目と捉えることもできる。企業には、選ばれる職場づくりを進めることが求められる」とコメントしている。
調査は、年末年始休暇がある20〜59歳の正社員1万4289人と、前月採用活動を行った、今後3カ月で採用活動を行う予定の833社を対象に実施した。期間は2025年12月1〜4日。
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