2026北陸 最新の1か月予報 冬型続く 8日頃は再び冬の嵐 暴風雪・高波に警戒

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2026年01月04日 17:26  日本気象協会

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日本気象協会

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冒頭の歌は、越中(現富山県)国守として赴任したこともある大伴家持が詠んだものです。新年に降り積もった雪を見て、「このたくさん降り積もった雪のように、この一年、多くの良い事がありますように」という願いがこめられているようです。現在は、短時間のドカ雪になると、雪は厄介者のレッテルを貼られがちですが、この歌からは、家持が大雪を楽しむ余裕すら感じられます。雪は、私たちに多大なる恩恵ももたらす側面があることを改めて考えさせられます。

1月3日迄の累積降雪量平年比 JPCZの短時間強雪で海岸部で100%超えも

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2025年末〜年越し寒波となり、日本海にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯※)が発生、JPCZは南北にうねりながらも、北陸地方に次々と活発な雪雲をもたらしました。

2025年11月1日〜翌1月3日までの、累積降雪量平年比は、柏崎で138%、金沢で130%、高田で123%(3日迄の最深積雪69cm)、能生で116%(3日迄の最深積雪85cm)等、上越・中越等の海岸部や平野部、金沢でも局地的に降雪が強まり100%超えとなった所がありました。

その一方、大半の地点は100%未満にとどまり、特に福井県では、大野で34%、敦賀で43%、九頭竜で45%などかなり少なくなっています。

降雪量が全体として減少傾向となる中でも、局地的には日常生活に大きな影響がある短時間強雪があることが示されており、この先も注意が必要です。

※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。

最新の1か月予報 この先も冬らしい寒さ続く

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図は、2026年1月頃に予想される上空5500メートル付近の平均的な大気の流れを示したものです。

寒色系の領域は、高度が平年より低く気圧も低いために、寒気が流れ込みやすい気温が低い領域に対応しています。従ってこの先の1か月間の北陸地方も、冬らしい寒さが続く可能性があることを示しています。

但し、日毎に見れば、気温の変動があり、寒気のレベルも強弱を付けながら冬型が続きやすい予想となっています。短期的な大雪の他に、積雪の多くなりやすい山沿いを中心に雪崩や屋根からの落雪等にも注意が必要となりそうです。

また、平地では雨マークの付く日もありますが、天気が一時的に回復するステージで、放射冷却が強まり、濡れた路面が凍結することも考えられます。外気温3度を目安に、路面の凍結等には十分注意しましょう。車の運転では、周囲の流れに乗ることも大切ですが、特に冬の北陸路では、万一の際に、安全に停止できる車間距離を十分に保つことが最も重要です。

8日頃は再び冬の嵐 新潟県・石川県を中心に暴風雪・高波に警戒

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8日頃は、低気圧が発達しながらオホーツク海へ進み、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。北陸地方では、平地でも雪が降りやすくなり、荒れた天気となるでしょう。新潟県や石川県を中心に、雪を伴った暴風や高波には十分に警戒が必要です。今後の情報に十分注意して下さい。

このニュースに関するつぶやき

  • 新潟、石川県は暴風雪か能登地震の後、心配だな。地方行政か国が何とかしないと大変な小寒だな。能登地震の事は国民も忘れてはいけないと思う
    • イイネ!8
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