『旅の終わりのたからもの』『愛がきこえる』ほか、2026年大切な人と観たい心温まる新作映画4選

0

2026年01月06日 14:01  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

『旅の終わりのたからもの』© 2024 SEVEN ELEPHANTS
新年に入り、自然と誰かと一緒に過ごす時間が長くなるこの時期。今回は、そんな季節にピッタリな心温まる最新作4本をご紹介。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(公開中)
『アフター・ヤン』『コロンバス』のコゴナダ監督がコリン・ファレルとマーゴット・ロビーを主演に迎え、人生をやり直せる不思議なドアに出会った男女が繰り広げる時空旅行を描いたファンタジックなヒューマンドラマ。

友人の結婚式で知り合ったデヴィッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。デヴィッドが淡い初恋を経験した高校時代や、サラの母親が最期を迎えた場所など、人生のターニングポイントとなった出来事をやり直すことで、ふたりは自分自身や大切な人たちと向き合っていく。数々のジブリ作品を手がけてきた音楽家・久石譲が音楽を担当し、ハリウッド映画に初参加を果たしたことでも話題。





『おくびょう鳥が歌うほうへ』(1月9日公開)
『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のシアーシャ・ローナンが初プロデュースを手がけて自ら主演を務め、大都会で自分を見失った生物学者が故郷で新たな生き方を模索する姿を描いたドラマ。イギリスでベストセラーとなったエイミー・リプトロットのノンフィクション回想録「THE OUTRUN」を原作に、『システム・クラッシャー』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したドイツ出身のノラ・フィングシャイト監督が映画化。

ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナは、スコットランドの故郷に10年ぶりに帰ってくる。恋人との別離、暴力的な体験、入院など、人生が限界を迎えた末に、彼女は依存症の治療施設に入所し、90日間のリハビリプログラムを経て断酒生活を開始。故郷の野鳥保護団体で働きながら孤独な時間を過ごすなかで、少しずつ自らの内面と対話を重ねていくロナだったが、数々のトラブルを引き起こしてきた記憶の断片が彼女を悩ませ続ける。





『愛がきこえる』(1月9日公開)
韓国の人気アイドルグループ「EXO」のメンバー・レイとしても活躍するチャン・イーシンが、娘の幸せを願い奔走する主人公を熱演。耳の聞こえない父と7歳の娘の愛と絆を描き、中国で大ヒットを記録したヒューマンドラマ。

聴覚障がいのある父シャオマーとともに、ろう者のコミュニティで暮らす7歳の少女ムームー。幼い頃からひとり親家庭で育った彼女は、小学校へは通わずコーダとして生活を支えながら、父と仲間たちに囲まれて幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、5年前に離婚して出て行った母シャオジンが、ムームーに普通の生活をさせようと引き取りにくる。シャオマーは取り合わず、親権をめぐり裁判で争う事態へと発展。シャオマーは娘との生活を守るべく新たにホテルで住み込みの仕事に就き、ムームーを小学校に通わせはじめるが、耳が聞こえないことから職場でトラブルが相次ぎ立ち退きを言い渡される。追い詰められたシャオマーは、弁護士費用を稼ぐため闇ビジネスに加担してしまう。





『旅の終わりのたからもの』(1月16日公開)
1991年のポーランドを舞台に、NYで生まれ育ち成功するも、どこか満たされない娘と、ホロコーストを生き抜き約50年ぶりに祖国へ戻った父が繰り広げる異色のロードムービー。家族の歴史を辿ろうと躍起になる神経質な娘と、娘が綿密に練った計画をぶち壊していく奔放な父。かみ合わないままの2人はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れる。初めて語られる、父と家族の壮絶で痛ましい記憶。やがて旅が終わりを迎えるとき、2人が見つけた“たからもの”とは――。

本作で監督を務めたのは、2024年にヴェネツィア映画祭審査員も務めたドイツ映画界の俊英ユリア・フォン・ハインツ。彼女がティーンエイジャーの頃に、オーストラリアの作家リリー・ブレットがホロコーストの生存者である父との旅の実体験をもとに書き上げた小説「Too Many Men」を読み、深い感銘を受け今回の映画化が実現。

今もなお時間では埋められない溝が存在するドイツとポーランドだが、ドイツ出身のユリア・フォン・ハインツ監督は、共同制作会社から制作チームに至るまで、あえてポーランドチームを採用し撮影もドイツとポーランドの両方で敢行。多くのホロコースト映画のように歴史の悲劇そのものに迫るのではなく、生存者の娘を主人公に据えることで、戦争を知らない世代にも深く刻まれた影を浮かびあがらせる本作は、辛口レビューサイト「ロッテントマト」でも観客スコア91%の高評価を獲得し大きな注目を集めている。

戦後80年。今、作らねばならなかった家族のロードムービー。父娘が旅路の果てに見つけた“たからもの”はきっとあなたのこころを何度も震わせ続ける――。


『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は公開中。
『おくびょう鳥が歌うほうへ』は1月9日(金)より公開。
『愛がきこえる』は1月9日(金)より公開。

『旅の終わりのたからもの』は1月16日(金)よりkino cinéma新宿ほか全国にて公開。



(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定