スバルが2026年のスーパー耐久シリーズに投入する新型車両と株式会社SUBARUの岡本一樹執行役員CTO室長 1月9日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2026で、スバルとスバルテクニカインターナショナル(STI)はプレスカンファレンスを行い、この中で2026年のモータースポーツ活動の一部について発表した。スーパー耐久シリーズには2025年10月末に行われたジャパンモビリティショーで公開されたスバル・パフォーマンス-B STIコンセプトと「同じ思想」をもつ新型車両が参戦することになった。
スバルはスーパー耐久未来機構(STMO)が認めた開発車両が参戦できるST-Qクラスを活用し、人財育成と次世代商品への技術的なフィードバックを目的として、スバルの社内エンジニアや開発ドライバーが直接携わる活動をスーパー耐久で行っている。2022年からは、カーボンニュートラル燃料を使ったBRZで参戦を開始し、2024年第3戦からはWRX S4をベースとしたハイパフォーマンスX・フューチャー・コンセプトを投入した。
毎戦のように意欲的なアップデートを受け、参戦車両の速さを磨いてきたが、2026年は新たな車両が投入されることになった。2025年のジャパンモビリティショーで公開されたコンセプトカー、パフォーマンス-B STIコンセプトと「同じ思想」をもつ新型車両をサーキットで走らせる。
パフォーマンス-B STIコンセプトは、スバルのパフォーマンスシーンを象徴する内燃機関をベースとしたコンセプトモデルで、動的性能の高さや力強さと、実用性を両立させたデザインを採用。またこれまで磨き続けてきた水平対向ターボエンジンやシンメトリカルAWDなどのアセットを柔軟にアレンジし、多くのユーザーにクルマを操る愉しさを提案するモデルとしてジャパンモビリティショーに出展された。
詳細は1月9日午後に行われるプレスカンファレンスで発表されることになりそうだが、「今シーズンのスーパー耐久シリーズに参戦する新型マシンは、ジャパンモビリティショーで展示したパフォーマンス-B STIコンセプトと同じ思想をもち、気軽に楽しめるクルマをベースにしています」とSUBARUの岡本一樹執行役員CTO室長は説明した。
「このマシンをレースの現場で徹底的に鍛え上げ、進化させるなかで得た知見を車両開発やパーツ開発に繋げ、スバルならではの走る楽しさをさらに高めていきます」
スバルの説明によれば、今後の厳しい環境規制に向けカーボンニュートラル燃料の検証を含めた環境対応と高性能化の両立を目指しながら、各種将来技術をレースの現場で鍛え、挑戦を続ける車両になるという。
これまでスーパー耐久シリーズにTeam SDA Engineeringの活動を通じて参戦してきた車両は、すでに市販車として販売されていた車両がベースとなっていたが、このパフォーマンス-B STIコンセプトと同じ思想をもつ新型車両は、販売されていない車両。今季のスーパー耐久でも大きな注目を集める一台となりそうだ。
なお、スーパーGTについては同様に午後に体制が発表されることになるが、岡本CTO室長は「水平対向6気筒エンジン」を搭載することを明かしている。
[オートスポーツweb 2026年01月09日]