久米宏さん「ラスボス役」俳優業も話題に 大物主演俳優から「圧倒的な知性」ラブコールで実現

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2026年01月13日 17:53  日刊スポーツ

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事務所で笑顔で応じる久米宏さん(2005年1月撮影)

元TBSアナウンサーで、同局の人気音楽番組「ザ・ベストテン」司会や、テレビ朝日系「ニュースステーション」のキャスターとして知られる、久米宏(くめ・ひろし)さんが1日、肺がんのため亡くなった。81歳だった。所属事務所「株式会社 オフィス・トゥー・ワン」が13日、公式サイトを更新し、発表した。


久米さんは「ニュースステーション」降板後の07年、63歳の時にフジテレビ系ドラマ「ガリレオ」(第1シーズン)のラスト2話にゲスト出演した。ドラマ出演はTBSアナウンサー時代の78年「七人の刑事」以来29年ぶりだった。「七人の刑事」では故芦田伸介さん演じる警部に取り調べを受ける場面のみの出演だったが、「ガリレオ」は2週連続放送の前後編で登場。福山雅治演じる大学の物理学科の准教授・湯川学と師弟関係にありながら、ある事件によって決別し、殺人に手を染め、湯川にも牙をむく物理学者の木島征志郎役として、最終回の「ラスボス」の大役を演じた。


出演が実現したのは、福山のラブコールによるもの。福山は、00年のシドニー五輪でテレビ朝日のスペシャルリポーターを務めた際に「ニュースステーション」で久米さんと共演。ドラマ出演のラブコールについて、福山は当時「最終話という舞台に、最高のスリルを作り上げるためには、久米さんが持っておられる圧倒的な知性以外には考えられませんでした。最強の対戦相手に身震いしています」とコメントしていた。


29年ぶりのドラマ出演となった久米氏も当初は「フジテレビがこんな無謀なことをする理由が理解できません。その無謀な話にのってみようと思ったのは、断ち切れない好奇心のため。でも『きっと恥をかくからやめた方がいい』と、もう1人の自分が叫んでいます。とにかく、皆さんの足手まといにならないように頑張るだけです」とちゃめっ気たっぷりにコメント。ただ出演後は、番組で「好奇心は120%満足しました。とても楽しい思いをしました」と喜んでいた。


ドラマで久米さんは、冷静な口調で湯川と対峙(たいじ)するシーンや、湯川とタッグを組む刑事の内海薫(柴咲コウ)を罠にかけるシーンなど、ミステリアスで冷酷な殺人犯・木島を見事に演じた。

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