フォード・レーシングのナニ・ロマ(フォード・ラプター) ダカールラリー2026 中東サウジアラビアで開催されているW2RC世界ラリーレイド選手権の開幕戦『ダカールラリー2026』は、1月13日にステージ9が実施され、8番手で走破したフォード・レーシングのナニ・ロマ(フォード・ラプター)が総合首位に立った。なおステージ最速タイムはエナジーランディア・ラリーチームのエリク・ゴチャル(トヨタ・ハイラックス)が記録している。
410kmの計測区間を含むステージ9が実施されたこの日は、いよいよ近づいてきた大会終盤へ向けた重要な一日となったが、総合トップ3から出発したドライバーらはそれぞれにタイムロスが発生しリードを得ることができず、ランキングがここにきてシャッフルされる波乱の結果となった。
まず総合トップからステージに臨んだナッサー・アル-アティヤ(ザ・ダチア・サンドライダーズ/ダチア・サンドライダー)と、総合2番手だったマティアス・エクストローム(フォード・レーシング/フォード・ラプター)は、ともにミスコースがあったとしてタイムロス。ステージを切り開かなければならない上位勢ならではの課題に直面し、ともにポジションを失うこととなった。
また、前日に総合3番手まで挽回していたヘンク・ラテガン(トヨタ・ガズー・レーシングW2RC/トヨタ・ハイラックスGR)も、パワーステアリングにトラブルが発生したとのことで、修理に時間を費やすことに。
その結果、まずはカルロス・サインツ(フォード・レーシング/フォード・ラプター)がステージの途中で暫定総合首位に立った。しかし終盤には僚友のロマに先を譲り、2台は57秒差でワン・ツー体制を築いた。首位と1分10秒差の総合3番手には、大きなリードを消化したかたちのアル-アティヤがつけている。
トヨタブランドを背負って挽回を期すラテガンは、首位と6分13秒差の総合4番手に後退。ミスコースによるタイムロスがあったエクストロームは11分19秒差の総合5番手となったが、トップ5にフォードが3台いることを考えると、強力な体制の一角を担っていると言える。そして6番手にはセバスチャン・ローブ(ザ・ダチア・サンドライダーズ/ダチア・サンドライダー)、7番手にはトビー・プライス(トヨタ・ガズー・レーシングW2RC/トヨタ・ハイラックスGR)が上がってきた。
なお、このステージは走破後にチームからのサポートを一切受けることができない“マラソン・リフュージ”形式で行われており、この形式で走るのは今大会で2度目となった。そして、最速タイムをマークしたのはプライベーターチームで走るエリク・ゴチャル。叔父のミハルも2番手に続き、ここまで時折速さを見せてきたゴチャル一家がついにステージウインを手にした。
一方の2輪部門では、連日のKTMの活躍にホンダが一矢報いることとなった。ステージウインを飾ったのはモンスターエナジー・ホンダHRCのトーシャ・シャレイナ(ホンダCRF450)で、これで今大会3度目のステージウインとなる。ステージ2番手にはレッドブルKTMファクトリーレーシングのダニエル・サンダース(KTM450ラリーファクトリー)が続き、総合では首位に浮上している。
なお、前日に総合首位となっていたルチアーノ・ベナビデス(レッドブルKTMファクトリーレーシング/KTM450ラリーファクトリー)は、ステージ序盤にウェイポイントを見失ったことで若干のタイムロスとなり、ステージ7番手タイムにとどまって総合3番手にダウンした。その結果、ステージ3番手のリッキー・ブラベック(モンスターエナジー・ホンダHRC/ホンダCRF450)が総合2番手に浮上するなど、KTMとホンダの総合優勝争いはまだまだ拮抗している。
[オートスポーツweb 2026年01月13日]