2026MotoGP:プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPが使用するヤマハYZR-M1 1月13日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているプリマ・プラマック・ヤマハは、プラマックが本社を構えるイタリア・トスカーナ州で2026年シーズンのチームローンチを開催し、ヤマハYZR-M1のカラーリングを披露した。MotoGPクラスでは一番乗りとなる発表だ。
プラマック・レーシングは、2005年からドゥカティのサテライトチームとしてMotoGPに参戦。2013年以降はファクトリーサポートを受け、常に新型マシンを走らせてきた。2022年途中からはイタリアの保険会社『Prima(プリマ)』をタイトルスポンサーに迎え入れ、チーム名をプリマ・プラマック・レーシングへ変更。紫と赤を基調とした印象的なカラーリングへと刷新された。
2023年にはホルヘ・マルティンがタイトル争いを演じランキング2位を獲得。さらにヨハン・ザルコが最高峰クラス初優勝を達成するなどの活躍により、チームタイトルを獲得した。2024年シーズンは、マルティンが最終戦までもつれ込む激闘の末にチャンピオンに輝き、2001年のバレンティーノ・ロッシ以来、23年ぶりとなるサテライトチーム所属のMotoGP王者を誕生させた。
その後、2024年6月にヤマハ発動機との複数年契約を発表。2025年からは長年続いたドゥカティ陣営を離れ、ヤマハのサテライトチーム『プリマ・プラマック・ヤマハ』として新たなスタートを切った。
ヤマハにとって3年ぶりのサテライトチームとなったプリマ・プラマック・ヤマハには、ファクトリー仕様のヤマハYZR-M1が供給され、セミワークス体制としてモンスターエナジー・ヤマハMotoGPとともに開発面でも重要な役割を担っている。
2025年シーズンは、ミゲール・オリベイラとジャック・ミラーの2名体制で参戦。ミラーは同シーズンの決勝レースにおいて最高位5位を記録し、安定したポイント獲得でチームに貢献した。これを受け、2025年9月4日にヤマハ発動機株式会社はミラーとの契約更新を発表。2026年も引き続きプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのライダーとして起用されることが明らかとなった。
一方で、6月10日には新たなライダーラインアップが発表され、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)で活躍してきたトプラク・ラズガットリオグルが、2026年シーズンからオリベイラに代わってプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのレギュラーライダーとして参戦することが決定した。
ラズガットリオグルは2018年からWorldSBKに参戦し、2021年、2024年、2025年にタイトルを獲得。特に2021年シーズンにはヤマハYZF-R1を駆り、自身初となるWorldSBKチャンピオンに輝いた実績を持つ。スーパーバイク界を代表するトップライダーのひとりが、満を持してMotoGPクラスへとステップアップする形となる。
2026年シーズンのプリマ・プラマック・ヤマハは、経験豊富なジャック・ミラーと、WorldSBK王者ラズガットリオグルという注目の布陣で新たな挑戦に臨む。
体制発表会では、プラマック・レーシング代表のパオロ・カンピノーティ、プリマCEOのジョージ・オーターハイカル、マネージングディレクターのパオロ・パベシオ、チームディレクターのジーノ・ボルゾイらが登壇。その後、ミラーとラズガットリオグルがステージに姿を見せ、プリマの紫、ヤマハのブルー、そして赤をアクセントとした2026年仕様のヤマハYZR-M1が披露された。
また、ヤマハとともに参戦するMoto2クラスの『Blu Cru Pramac Yamaha Moto2』についても引き続き紹介され、チームマネージャーのアレックス・デ・アンジェリス、イサン・グエバラ、アルベルト・フェランデスも登場。チームのロードレース世界選手権における総合的な取り組みが強調された。
[オートスポーツweb 2026年01月14日]