フォード・ハイパーカードライバーとして最初に指名されたローガン・サージェント、マイク・ロッケンフェラー、セブ・プリオール フォード・レーシングは1月15日、来季2027年にデビューするWEC世界耐久選手権のファクトリー・ハイパーカー・プログラムにおける最初の3人のドライバーとして、ローガン・サージェント、マイク・ロッケンフェラー、セブ・プリオールを指名した。
この3名は、木曜日の夜にデトロイトで開催されたフォード・レーシングの“シーズン・ローンチ”イベントの中で発表された。
ロッケンフェラーとプリオールは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるマルチマチック・モータースポーツのフォード・マスタングGT3プログラムの一員だ。
一方、元F1ドライバーのサージェントは、2023年のデイン・キャメロン以来、WECのトップクラスにフル参戦する初のアメリカ人ドライバーとなる予定。昨年11月のWECバーレーン・ルーキーテストでプロトン・コンペティションのマスタングGT3を走らせたサージェントは、ブルーオーバルの社内プログラムへの加入が広くうわさされていた。
プリオールと元アウディLMP1ファクトリー・ドライバーのロッケンフェラーの両名は、ベン・バーカーとデニス・オルセンに代わり、今季2025年のIMSA GTDプロクラスで、フォード・マルチマチック・モータースポーツから3レースのみの短縮プログラムで北米シリーズに参戦する。
「セブ(・プリオール)とロッキー(ロッケンフェラーの愛称)はすでにフォード・ファミリーの一員であり、昨年IMSAで2勝を挙げてマスタングGT3の実力を証明している」と語るのは、フォード・レーシングのWECハイパーカー・プログラム・マネージャーであるダン・セイヤーズ。
「セブは純粋で天性の才能を持ち主だ。ロッキーはすべてを経験し、これまで何度の勝利を掴んできたベテランだ。そこに、F1サーキットから来たばかりのローガン・サージェントが加わる。彼は、この規模のプログラムに不可欠な技術的洗練度とハイダウンフォースの経験をもたらしてくれる」とセイヤーズ。
「ル・マンでフォードにアメリカ人が戻ってくるのは、正しいことだと感じる。これは、アメリカ人の気概と世界的な野心が合わさったときに何が起こるかを1967年に世界に示した、ダン・ガーニーやA.J.フォイトのような巨人たちへの敬意の表れでもある」
Sportscar365は、フォードはジェネシスと同様のアプローチを取り、4名のフルシーズン・ドライバーに加え、カタール、バーレーン、ル・マン24時間レースの長距離耐久レース用に2名の追加ドライバーを起用する可能性が高いことを理解している。
また、現在ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツで限定的なシーズン参戦のみが確定している、現IMSA GTPチャンピオンのマット・キャンベルが、残りふたつのシートのうちのひとつを争うとみられている。
■レッドブル・フォード・パワートレインズと共同開発
フォードはまた、オレカ製シャシーを用いる新型LMDhカーのパワートレインを確定し、ミシガン州ディアボーンのフォードチームとレッドブル・フォード・パワートレインズが共同開発した、5.4リッター自然吸気コヨーテV8エンジンを採用することを明らかにした。
これは、マスタングGT3、マスタングGT4、マスタング・ダークホースRに使用されているものと同じV8パワーユニットの派生型であると理解されている。
セイヤーズは、「私たちはこの1年、開発の最前線で奮闘してきた。メインイベントはまだ先だが、このマシンの魂はすでに咆哮を上げ始めている」と述べた。
「その魂とはエンジンである。それは単なるコンポーネントではなく、マシンのアイデンティティそのものだ。15時のミュルサンヌ・ストレートをフォードが走る音を聞いたとき、バッジを見なくてもそれがどこのクルマであるかわかるはずだ。だからかそ、私たちはコヨーテを選んだ」
「このV8エンジンは、1966年の伝説と2027年の未来を繋ぐ架け橋なのだ」
[オートスポーツweb 2026年01月16日]