ザ・ダチア・サンドライダーズのナッサー・アル-アティヤ(ダチア・サンドライダー) ダカールラリー2026 中東サウジアラビアで行われている2026年W2RC世界ラリーレイド選手権の開幕戦ダカールラリー2026は1月16日、311kmの計測区間を含むステージ12が実施され、ザ・ダチア・サンドライダーズのナッサー・アル-アティヤ(ダチア・サンドライダー)がステージウインを飾り、総合順位でのリードをさらに広げた。
3日の開幕から走行が続き、この日を入れて残り2日となったダカールラリー2026。4輪部門の総合優勝争いは、トヨタのヘンク・ラテガンがメカニカルトラブルにより大きく後退したことで、ダチアとフォードという2ブランドの一騎打ちとなった。
最後のロングステージともいえるステージ12を前に、総合首位につけたのはこれまでダカールラリーを5度制してきた絶対王者アル-アティヤ。昨季からは新生ダチアのエースとしてチームをけん引し、今年はいよいよ優勝を手中に収めようとしている。
対するフォード・レーシングは、強化したフォード・ラプターを4人のドライバーに託し、なかでも2度の総合優勝経験を持つナニ・ロマが今大会はもっとも速いペースを見出した。その結果、ステージ11終了時点では10分を切るタイム差となり、ルートミスなどのタイムロスが許されない状況に持ち込んでいた。同様に総合3番手争いもダチアのセバスチャン・ローブと、フォードのマティアス・エクストロームによって争われている状況だった。
こうした中で迎えたステージ12は今大会最後のロングステージとなり、実質的にはペース差が勝敗に影響を与える最後のタイミングとなった。そして、ここでラストスパートをかけたのがアル-アティヤだった。ステージ中盤までは鳴りを潜めていたものの、後半以降は各ポイントで最速タイムを塗り替えていき、今大会2度目のステージウインを飾って見せた。
ダチアのエースに差を広げられたロマは、この日は8番手タイムにとどまり、15分2秒差で最終ステージに臨むこととなった。なお、次ぐ総合3番手にはフォードのエクストロームが浮上し、僅差でダチアのローブをパスしている。
残るステージ13の計測区間は108kmのみ。速度差で優勝争いのギャップが縮まることは難しいが、ミスコースやメカニカルトラブルによるタイムロスは許されないだろう。
一方の2輪部門は、最終日を前に総合首位が入れ替わることに。モンスターエナジー・ホンダHRCのリッキー・ブラベック(ホンダCRF450)がステージウインを飾るとともに、レッドブルKTMファクトリーレーシングのルチアーノ・ベナビデス(KTM450ラリーファクトリー)をパスした。ふたりの総合優勝争いは、3分20秒というわずかなギャップで最終日を迎える。
[オートスポーツweb 2026年01月16日]