「ZENTsweeties20周年の今、絶対に獲らなきゃ!」RAアワード2025グランプリに輝いた寺地みのりの“決意と覚悟”

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2026年01月17日 12:30  AUTOSPORT web

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人気ユニットZENTsweetiesの名前を背負ってアワードに挑みグランプリを獲得した寺地みのりさん
 1月10日に東京オートサロン2026のイベントステージで開催された『にしたんクリニック レースアンバサダーアワード2025表彰式』。2025年の11月からファーストステージが始まり、年末年始のファイナルステージを含めた約2カ月間にわたるファンとレースクイーンとのレースは、投票期間を経て、2025年度のグランプリに輝いたのはZENTsweetiesの寺地みのりさんだった。

「こういうお仕事をしているのに、自分が前に出るのが苦手で、いつも自分に自信がなくて……。賞レースも苦手でした」と苦笑いをみせ、どこか控えめに語る寺地さん。

 だが、2025年は所属するZENTsweetiesが誕生して20周年という節目の年だったこともあり、それまでの消極的な姿勢から一転して「出るからには絶対に獲らなきゃ!」と決意を固めて、今回のアワードに臨んでいた。

その心境の変化と、ZENTsweetiesに対する想いを聞いた。


■「名前が呼ばれた瞬間、腰が抜けました」

 前年グランプリの水瀬琴音さんが、2025年のグランプリの名前を読み上げたのだが、その直前まで寺地さんは複雑な心境でステージに立っていたという。

「(特別賞や副賞など)他の賞をいただいている子たちがいて、皆どんどん名前が呼ばれていって『私、もしかしたらグランプリじゃないかも?』と自信がどんどんなくなっちゃっていました」と寺地さん。

「過去にZENTsweetiesがグランプリを獲った時、多佳恵さん(同ユニットプロデューサーの都筑多佳恵氏)がいらっしゃって花束を渡されていたんですが、今回はお姿が見えなくて“渋滞で遅れて間に合わないかも”という連絡がきました」

「『ということは今回(グランプリでは)ないんだ』とも思いました。でも、ステージに立ったときにたくさんのファンの方が名前を呼んでくださって……。『グランプリを獲れなかったのは悔しいけど、初めての挑戦でアワードの5人に入れたし、やれることはやったから、頑張った!』と自分に言い聞かせていました」

 しかし、本人の予想に反して、グランプリとして自分の名前がコールされると「もう、腰が抜けました(笑)」と、その場にしゃがみ込んでしまった。

「本当に、夢を見ているような感じで、あまり記憶がないです。とりあえず、前に出なきゃと思って歩き始めたら、目の前に多佳恵さんがサプライズで花束を持っていらっしゃって、そこで我に返った感じです」


■憧れが現実に、そして大きな決断へ……

 グランプリ獲得後のスピーチでも、ZENTsweetiesになることが目標だったと語っていた寺地さん。そのきっかけは10年近く前に遡るという。

「藤木由貴ちゃんに憧れていて、ずっと活動を見て目標にしていました。事務所がZENTsweetiesをプロデュースしているTstyleなので、当時のZENTsweetiesメンバーと会う機会も多かったです」

「その先輩たちの活動や姿を見ていて、やっぱりZENTsweetiesのブランドイメージというか、例えば『人に見られているから礼儀や立ち振る舞いは、どこのチームよりもキチンとしなさい』というのを指導されているのを見ていて、『素敵だな』『他のチームとは違うな』と憧れるようになり、オーディションもずっと受け続けていましたが、なかなか合格することはできませんでした」

 諦めずに毎年オーディションを受けていたそうだが、なかなか夢は叶わず。新型コロナウイルスの流行でレースアンバサダーの活動も大きく制限されることに。その影響もあって、寺地さんは一度レースクイーン/レースアンバサダーの世界から離れることになった。

「コロナ禍で、レースクイーン/レースアンバサダーをうまく続けることができなくて『しょうがないな』とは思って、一度辞めたんです。でも、ずっと心残りで『このままでいいのかな?』という気持ちでずっといました」

「ある日お仕事関係の方に『やりたいのなら、ちゃんと発言した方がいいよ! ポテンシャルがあるんだから、ここでやめたら勿体ない!』と言っていただけて……。2023年にようやくチャンスをいただけました」

 何年も憧れ続けてきたZENTsweeties。そのコスチュームに初めて袖を通した日のことを、寺地さんは今でも鮮明に覚えているという。

「初めてZENT帽を被った時、武者震いがして、本当に涙が出そうになりました! 夢にまで見たZENTsweetiesだったので……」

「でも、そのフィッティングの時に松田蘭ちゃん、相沢菜々子ちゃんという、錚々たるメンバーがいて『本当にこの一員になるの、私?』とビックリしていました。すごい年にメンバーにさせてもらえて、胸が高鳴りましたね」

しかし、いざZENTsweetiesの一員としてサーキットに立つと苦労することも少なくなかったとのこと。

「私もレースアンバサダー歴はあっても、久しぶりの復帰でしたし『みんなについていかなきゃな!』という気持ちで、同じように自分も活躍したいなとか、ZENTsweetiesということをアピールしたいなと思うんですけど、なかなか思うようにはいかなくて、自信がなくなるときもありました」

「でも、『この場にいることが凄いことだし、みんながなれるわけじゃない。その中で私は選んでいただけたんだ』と……心が折れそうになった時は、それを思い出して自分のできることをやろうという気持ちでした」

 この2023年度は、松田さんがグランプリに輝き、同じZENTsweetiesメンバーとして喜んでいた寺地さん。同時に自身のポジションも確立していく。

「そういう人が同じメンバーなんだっていう意味では刺激されました。『もっと頑張らなきゃな』とは思ったんですけど、それがアワードに対してではなく、全体の活動としていろんなところで自分が裏の部分で支えていきたいなと」

「ZENTsweetiesの中でもいろいろな役割があっていいんじゃないか思っています。前に出る子は出て、その子を支えるポジションでいたいと思っていました」


■アワード投票期間中に支えとなった恩師の言葉

 最初は、人気メンバーを後ろから支える役割を買って出ていた寺地さんだが、名門ユニットで経験を積んでいくことで、心境の変化にも変化が現れる。

「2023年は復帰したてで『とにかくついていこう』という感じだったんですけど、3年も継続させていただいているので、新人や後輩の子が入ってきて、今まで先輩から教わってきたZENTsweetiesの伝統を次に繋げる立場にならないといけないと思っています。最初は蘭ちゃんに頼り切っていましたけど、ZENTsweetiesのメンバーとしての責任も感じるようになりましたし、その気持ちを後輩に伝えいかなきゃなと……、今は率先して動くようにしています」

 ZENTsweetiesとしての立ち位置も以前とは変わり、後輩たちもできた2025年。奇しくも、この年はユニット誕生20周年という大きな節目だった。彼女はついにレースアンバサダーアワード挑戦という大きな決断を下す。

「20周年の今、誰がグランプリを獲れるかなと考えた時に、私は歴も長いですし、たくさんの方に支えられていただいているっていうのがあったので、『ここは私だ!』と腹をくくりました」

「まわりからは『本当に出ると思わなかった』と、めちゃくちゃ心配されました(苦笑)。『誰かに強制されたの?』と心配されて、他のチームのレースアンバサダーとか、仲の良い子からも『ビックリした!』と言われていましたね。 でも、ZENTsweeties20周年だし、この年で獲るぞ!という想いで自ら決意しました」

 最初は驚いていた周囲も、彼女の決意の固さを感じて雰囲気が一変。

「私が挑戦するタイプじゃないのに、そうやって急に言い出したから、ZENTさんも、メンバーもファンの人たちも『応援しなきゃ!』という雰囲気がより強くなりました」と寺地さん。

 こうして一世一代の挑戦に臨んだが、計り知れないほどのプレッシャーに襲われるのが、このレースアンバサダーアワード。寺地さんも例外ではなかった。

 そんな時に、彼女の支えになったのが恩師である都筑プロデューサーの言葉だった。

「すごく悩んで多佳恵さんに相談したこともたくさんありました。すると『これだけたくさんの方に支えていただいているんだから、 やることを一生懸命やって、感謝の気持ちを大切に。“ZENTsweeties として凛としていなさい”』という言葉を、アワード期間中に言っていただきました」

「落ち込みそうになった時に、その言葉を思い出して『感謝の気持ちを持って凛としていなきゃ! 』とずっと言い聞かせていました」

 その言葉こそ、この数年間で何度も教わり、自身がZENTsweetiesに憧れた理由のひとつだった。こうして多数の票を集め、見事グランプリの座に輝いた。


■寺地みのりにとって、ZENTsweetiesとは

「グランプリを獲れたのは良かったんですけど、獲れたからこそ『もっとしっかりしないといけないな!』という、なんか重みをさらに感じちゃっています。『勝って兜の緒を締めよ』ということで、逆に身が引き締まりました。でも、みなさんにこの感謝の気持ちを『ありがとう』だけじゃ伝えきれない気がしていて……、『どう伝えたらいいんだろう』となっています」

 念願のグランプリを獲得して安堵しているのかと思いきや、早くも次のことで頭がいっぱいになっている様子の寺地さん。それでも、ひとつ楽しみなこともあるという。

「店舗訪問のイベントには誰よりも参加させていただいていて、店舗の方とも仲良くさせてもらっています。皆さんすごく応援してくださっていたので、良い報告ができるのが今から楽しみです!」

 ZENTsweetiesに憧れ、自らメンバーとなり、グランプリの座を掴み取った寺地さん。そんな彼女に、最後にこんな質問をさせていただいた。

“寺地さんにとって、ZENTsweetiesとは?”

「おお、難しいな。ちょっと待ってくださいね」と30秒ほど考え込むと……、それまでとは打って変わり、自信に満ち溢れた表情で、このように答えた。

「やっぱり、自分の中でいちばん輝けている時間って、ZENTsweetiesでいる時なんです。いつも自信がないと言いながらも、このコスチュームを着ている時は、すごく誇り思うことができて『私はZENTsweetiesのメンバーなんだ!』と自信を持てる瞬間でもあります」

「そして、いつもZENTさんには『私の人生の道を作ってくださって、ありがとうございます』と伝えています。ZENTsweetiesのおかけで、ずっと目標をもって続けてきて、今こうして活動できている。もしかしたら、人生で今がいちばん輝けている時期なのかもしれません」

「私にとってZENTsweetiesは、自信の源です!」

 グランプリの肩書きと共に2026年シーズンに挑む寺地さん。今シーズンの彼女の活躍にぜひ注目してほしい。

[オートスポーツweb 2026年01月17日]

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