
【写真】立場が次々と逆転する先に待ち受ける、想像を超える<大どんでん返し>とは 『HELP/復讐島』フォトギャラリー
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)、「スパイダーマン」シリーズ(2002、04、07)などを生み出し、ヒーロー映画の名手として名高いサム・ライミ。そんな彼の原点となるのは、1981年に公開されたホラー映画『死霊のはらわた』。同作は限られた空間、少人数、そして極限状況というシンプルな構造を革新的な映像演出で昇華させ、ホラーの常識を覆す傑作となった。
そんなライミ監督が新たに放つ最新作『HELP/復讐島』の舞台は“無人島”。会社員のリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、日々パワハラを繰り返す上司ブラッドリー(ディラン・オブライエン)の下で鬱屈(うっくつ)とした日々を送っていた。ある日、出張のために乗り込んだ飛行機が墜落し、目を覚ますと、そこは見渡す限りの孤島。生き残ったのは、よりによって大嫌いな上司と自分の2人だけだった――。
怪我で動けないブラッドリー。リンダは持ち前のサバイバルスキルで食料を確保し、火を起こし、状況の立て直しを図るが、次第に2人の“力関係”が逆転し始める。「忘れるなボスは私だ、私のために働け」と無人島でもいばり散らすブラッドリーに対して「もうオフィスはないのよ」とバッサリ切り捨てるリンダ。やがて彼女の中に抑え込まれていた怒りと復讐心が、静かに、しかし確実に膨れ上がっていく。誰もいない無人島で、立場も理性も崩壊していく先に待つのは、想像を絶する結末。
「亡き父親の地位を継承し突如として上司になった男から、不条理なパワハラを受け続けたら…?」。想像するだけで虫唾が走るような設定は、無人島でふたりきりになったときの「復讐」の相手に最適だ。本作のブラッドリーは、「パワハラ“クソ”上司」として、誰もが復讐したくなるようなオーラを放つ。
|
|
|
|
脚本を担当したダミアン・シャノンは「ブラッドリーという人物は、嫌悪感を抱かせる一方で、ある魅力を持たせることが重要でした」と明かす。「彼は努力ではなく、その魅力によって人生で多くのことを成し遂げた人物」である必要があり、そのサクセスストーリーからにじみ出る傲慢さと、彼の行動が、嫌悪感と共に観客を惹きつけ、復讐の道へと誘ってゆくと語る。
そして彼の魅力は、リンダとの立場が逆転した無人島で爆発。高慢さに満ちたブラッドリーが、生々しい人間味を帯びてくるのだ。レイチェルは、オブライエンの演技について「彼は単純な悪役ではなく、リアルな人間像を作り上げた」と称賛。無人島に漂着して足を怪我し、リンダに助けを乞うしかなくなったブラッドリーの変貌ぶりにも注目だ。
映画『HELP/復讐島』は、1月30日より公開。
