
「原作がハードすぎて。“ちょっと待ってくれよ。これ、全部やるんか?”と。原作の梅沢は基本的にずっと変装しているので“これは西畑のこの顔面をもってしても無理やぞ”と(笑)。何より“本当に実写化できるんか?”っていう心配のほうが大きかったかもしれないです」
と話すのは、西畑大吾。主演ドラマ『マトリと狂犬』が1月20日から始まる。
キラキラから“アウトローな世界”へ
「でも脚本を読ませていただいたら、原作の良さや現代的要素を取り入れつつ、実写版として成立させてくださっている努力をすごく感じました!」
演じる梅沢恭之介は、薬の売人。薬物殺害事件の犯人にコカインを売っていたことから、マトリ(麻薬取締官)の黒崎(細田善彦)のスパイになることに。しかし警察に捕まってしまい、警視庁薬物銃器対策課・葛城(向井理)のスパイもやる羽目に。マトリと警察のWスパイという地獄の立場で誰を信じ、どうかいくぐる?
麻薬を巡る狂気と欲望の先にあるものとは?本作で、西畑は連ドラ単独初主演を飾っている。
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「やっぱり、素直にうれしかったです。プレッシャーもあまり受けませんでした。作品が結構アウトローなので、新しい自分を見せたいっていう意味も込めて。社会的な問題を時にポップに、時に残酷に描いているので。
“こんなアウトローな社会もあるんだよ”って、ちょっとでも知っていただけたらうれしいですね。僕自身はキラキラで生きているので、まったく知らない世界でした(笑)」
確かに、なにわ男子でのキラキラ&キュートな西畑とのギャップは大きい。ハードボイルドな男くさい作品をやってみたかった気持ちも?
「男なので、やっぱりその世界観は好きですよ。ちっちゃいころは『太陽にほえろ!』とかを再放送で見てましたもん。内容はわからなくても、ガンアクションがカッコいいから。(本作の)品川祐監督の作品もいくつか拝見させていただいていました。
金髪ですか?監督からオーダーを受けたので。ファンのみなさんからもスタッフさんからも評判よかったです」
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29歳、子どもだった部分とお別れ
演じている梅沢について聞いてみると、
「クズですね(笑)。落ちこぼれで、過去の栄光にずっとしがみついている。何より黒崎、葛城というふたりの狂犬を飼い慣らすつもりではいるけど、毎回食べられる(笑)。そんな不憫な一面があり、あたふたしているところが可愛いんですけどね。
今回、全然違った西畑を見せられるっていう点でもすごく楽しみ。僕としては、梅沢が嫌われれば嫌われるほどうれしい。だから“可愛い”にならないように。でも顔が可愛すぎるんで、難しいかもしれないんですけど(笑)。クズになりきれていたらいいな。うん、なりきっていたい!」
1月9日に29歳を迎えたばかり。20代のうちにやっておきたいことは?
「僕の中での感覚なんですけど、“20代は半分大人、半分子ども”でいいと思ってるんですよ。子どもっぽいことをしても“まだ20代だから”って言われる年ではあるから。
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でも30代はもう、そうもいかんぞ、と。もう100%大人でいないといけないなっていう感覚があります。なので、29歳のこの1年は、今まで自分の中にあった子どもだったなと思う部分とお別れする時間なのかなと思っています」
明けた'26年。なにわ男子としては1月12日、13日の東京ドーム公演からスタート。1月30日からは京セラドーム大阪公演が控えている。
「われわれにとっては初めてのドームライブ。初めては1回しかないからこそ、いいものにしたいという気持ちは大きいです。あとは、デビュー5年目の節目の年なので。
メンバーやスタッフさんと話し合いながら、ファンのみなさんに喜んでいただけるような、記念に残る1年になればいいなと思います。僕個人としては、まずはこの『マトリと狂犬』が目立てればいいなと思っています!」
品川監督は怖くない!
撮影前の食事会で、品川祐監督と初めて対面したという。
「メンバーは監督、プロデューサー、細田さん、僕。やっぱり気合が入っていて。緊張から速いスピードで飲んで、酔っぱらっちゃって。その後のカラオケでは、最終的には監督とプロデューサーの肩を抱きながら歌っていました(笑)。
監督にお会いする前は怖いイメージもあったんですが、初対面でとても穏やかな方でしたので“もう、自分を出していこう!”と割り切れて、全然緊張しなくなりました。監督、全然怖くないですよ!」
撮影/伊藤和幸 ヘアメイク/大澤慶子(JOUER) スタイリング/井元文子 衣装協力/HOUGA、four seven nine、Raza、ieLS、mysha、TIGRIS
