
ポルトガルの首都リスボンで開催中の、国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)主催の欧州最大の柔術大会「ヨーロピアン2026」に出場した、岡田准一(45=ARTA BJJ広尾)と玉木宏(46=同)に、専門メディアも注目した。
米ワイオミング州の州都シャイアン市に本拠を置く、ブラジリアン柔術専門メディア「BJJDOC」は19日(日本時間20日)、コーナー「ブラジリアン柔術とポップカルチャー」の一環として2人を紹介。「Netflixシリーズ『イクサガミ』の俳優2人がヨーロピアン2026に出場」と題し「岡田准一と玉木宏は、Netflixでの名声を、2026年の国際ブラジリアン柔術連盟ヨーロッパ選手権に持ち込んだ」などと、2人の活躍をトップページで報じた。
さらに、15年の映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)に主演し、「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)では米アカデミー助演男優賞にノミネートされた、英国の俳優トム・ハーディー(48)や、Facebookなどを運営するMeta(メタ)のマーク・ザッカーバーグCEO(41)もブラジリアン柔術を愛好していると紹介。「岡田と玉木は、トム・ハーディー、マーク・ザッカーバーグらとともに、ブラジリアン柔術トーナメントに出場する著名人選手の仲間入りを果たした」と、2人を世界的な著名人ブラジリアン柔術愛好家と並ぶ存在になったとたたえた。
「BJJDOC」は、IBJJFがヨーロピアン2026に出場した岡田と玉木を取材し「日本の映画スターが忙しい中、時間を割き競技に臨んだ」とたたえた、19日に配信した映像とコメントを引用する形で2人を紹介した。岡田が「僕は日本の体の使い方を研究していて、アクションに使うんですけど、侍役も多いので、Netflixもチェックして欲しい」と、主人公の嵯峨愁二郎役、プロデューサー、アクションプランナーを兼ね、シーズン2の制作も決まった「イクサガミ」をアピールしたと紹介した。
同作には玉木も菊臣右京役で出演しているが、岡田が「ブラジリアン柔術のルーツは、日本の柔術にある。体の使い方を研究しています。僕の仕事は、Netflixでチェックして欲しい」と訴えるコメントを引き合いに「両俳優は、国際的な注目を集めているNetflixシリーズを、視聴者に視聴するよう呼びかけました。このシリーズは、伝統的な侍文化の要素と現代的なストーリーテリングを融合させ、長年の武術修行で培った身体能力を披露しています」と紹介。「イクサガミ」での2人の芝居が、ブラジリアン柔術などで鍛え抜かれたものだとたたえた。
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さらに「黒帯を取得したにもかかわらず、岡田さんは学生としての心構えを保っている」と、岡田の謙虚かつ、真摯(しんし)に学ぶ姿勢を評価。また、玉木が「僕はまだ紫帯だし、もっと追求して、いつか黒帯になりたいのはある」と語った言葉を紹介し「玉木さんは、柔術に対する自身の継続的な取り組みを強調した」と、その姿勢をたたえた。
ヨーロピアン2026で、最もランクの高い黒帯を持つ岡田は、18日にマスター4黒帯ライトフェザー級(64キロ以下)1回戦に出場。25年に米ラスベガスで開催された世界最大の大会「ワールドマスター」の同カテゴリーで銀メダルを獲得した強豪マウロ・エアーズ(49=ブラジル)に敗れた。ポイント0−0、アドバンテージ(ポイントまでいかない効果)1−1だったが、ペナルティー1をつけられた、僅少差で惜敗。エアーズは最終的に2位で銀メダルを獲得した。
黒帯、茶帯に次ぐ熟練者に与えられる紫帯の玉木は、16日に6人が出場するマスター4フェザー級に出場。初戦で、RIZINで戦うクレベル・コイケやホベルト・サトシ・ソウザが所属するボンサイ柔術所属の廣田信寿と日本人対決。両足で体幹を挟み込むクローズドガードで、下から廣田の左腕を取って手首を決め、手首固めで1分45秒で一本勝ち。準決勝では、最終的に銀メダルを獲得したバルシャスブ・ファルパジョ(47)にポイント0−10で敗れるも、銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。
「BJJDOC」は、2018年(平30)に、ブラジリアン柔術に取り組む人々の、技術を学ぶ場として立ち上げられた。基本動作、カウンターなどを紹介するビデオ、一連の流れを紹介するシークエンスなどを動画として発信するのと並行し「よくある質問」「総合格闘技におけるブラジリアン柔術」「筋力トレーニングとコンディショニング」「ルールにおける議論」など、多角的にブラジリアン柔術を紹介している。
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