映画『国宝』李相日監督、米アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート「格別で、最上の喜び」

1

2026年01月22日 23:34  オリコンニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

オリコンニュース

映画『国宝』(公開中)(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
 6月6日の公開以降、記録的なヒットを続けている映画『国宝』が、世界最高峰の映画賞である「第98回アカデミー賞」において、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたことが発表された。同部門での日本映画のノミネートは史上初となる。今回のノミネートについて李相日監督とヘアメイクチームからコメントが届いた。

【動画】映画『国宝』本予告

 同映画は、86の国と地域からエントリーされた作品の中から、米国アカデミー会員による予備投票を経て、国際長編映画賞では15本、メイクアップ&ヘアスタイリング賞では10本の候補作のひとつに名を連ねた。

 国際長編映画賞へのノミネートはかなわなかったが、メイクアップ&ヘアスタイリング賞へのノミネートに向けては、ヘアメイクチームが渡米し、ロサンゼルスで開催されたアカデミー協会公式プレゼンテーションイベント「Bake Off」(ベイクオフ)に参加。歌舞伎における白塗りメイクや鬘(かつら)の歴史、そして登場人物の50年にわたる人生の変遷をどう表現したのかをプレゼンテーションし、現地の映画関係者から大きな反響を得たという。

 なお、同部門では過去に、日本出身のメイクアップアーティストであるカズ・ヒロ氏が『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2018年)、『スキャンダル』(20年)で受賞しているが、日本映画としてのノミネートは今回が初となる。

 李監督は今回のノミネートについて、「この映画は、当初の予想を遥かに超えてたくましく育った。その美しさは、アメリカをはじめ世界の人々までを魅了し、我々に大いなる驚きと喜びを与えてくれた。中でもオスカーのノミネートは格別で、最上の喜びだ。なんて親孝行な子なんだろう。生まれてくれてありがとう」と喜びを語った。

 ヘアメイクチームの豊川京子氏(ヘアメイク)&日比野直美氏(歌舞伎メイク)&西松忠氏(歌舞伎床山)は連名で次のようにコメントを寄せた。

 「アメリカのアカデミー賞にノミネートされた事は本当に喜ばしい限りです。他作品のヘア&メイキャップがとても素晴らしかったのでノミネートされた事は素晴らしいです。この映画には欠かせない歌舞伎シーンでの白塗りのメイク、歌舞伎かつらが評価された事を喜ばしく思います。そして50年間の人生の流れの表現も評価していただけた事がとてもうれしいです。この作品に携われた事を幸せに思います。監督、プロデューサー、全スタッフ、そしてキャストの皆様に感謝致します。ありがとうございました」

 本作は、吉田修一による同名小説が原作。歌舞伎役者の家に引き取られた少年が、芸の世界に身を投じ、人生のすべてを舞台に捧げていく――主人公・喜久雄の50年を描いた、壮大な一代記。

 主演の吉沢亮、共演の横浜流星に加え、黒川想矢、越山敬達、田中泯、渡辺謙らが吹き替えやCGに頼らず演じ切った歌舞伎シーンの圧倒的な完成度と迫真性は、公開直後から大きな話題を呼んだ。

 今年6月6日に公開されて以降、口コミと高い評価を追い風にロングランヒットを継続。興行通信社調べによる興行収入ランキングでは、邦画実写作品として、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年、興収173.5億円)を上回り、22年ぶりに記録を更新する快挙を達成。今年1月18日までの227日間で観客動員1370万人、興行収入193億円を突破している。

 なお、「第98回アカデミー賞」授賞式は、3月15日(現地時間)に、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、ABCにて全米生中継されるほか、世界200以上の国と地域で放送される予定。

このニュースに関するつぶやき

  • メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたのは、映画というよりも歌舞伎のことと思いますが?もちろんそれは映画国宝があってのことですが。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングエンタメ

前日のランキングへ

ニュース設定