街頭演説を終え、手を振る高市早苗首相=28日午後、札幌市手稲区 「雪が積もる中、お出ましいただいてありがとうございます」。衆院選公示から一夜明けた28日、高市早苗首相(自民党総裁)は北海道に入り、札幌市と苫小牧市の街頭で応援演説に立った。1月から2月にかけての衆院選は36年ぶり。「厳冬期の政治決戦」の厳しさを自ら味わった形だ。
演説会が行われた札幌市のJR手稲駅前は氷点下2度。白いダウンコートを着込んだ首相は除雪後の雪の山をバックに選挙カーに上がり、「新しい政権の枠組みに力を下さい」と声を張り上げた。
もっとも、この日の札幌市は晴れ間が時折のぞく曇り空。数日前の大雪から一転した。演説会場には2000人弱(主催者発表)の聴衆が詰めかけたが、道民からは「家から出るのも一苦労だ。雪国のことを考えていない」と不満も漏れる。
雪国の自治体では投票所の除雪や暖房などの経費がかさんでいるとされる。北海道の鈴木直道知事らは28日、演説会の合間を縫って首相と面会し、除雪費用の追加支援などを要請した。

雪が積もった演説会場の選挙カーから降りる高市早苗首相=28日午後、札幌市手稲区

高市早苗首相の街頭演説を聞く人たち=28日午後、札幌市手稲区