
ABCテレビの今村俊昭社長(63)が30日、大阪市の同局で新春社長会見に出席し、「ヤングケアラー」などと指摘され炎上騒動になっている「探偵!ナイトスクープ」について謝罪した。今村社長と岩田潤取締役との一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
−松本人志局長の「探偵!ナイトスクープ」復帰について
今村社長 現状、決まっていることはない。
−「ナイトスクープ」23日放送分が「ヤングケアラーではないか」との批判も。依頼者家族の現状。とくに母と長男。どこまでフォローしているのか
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岩田潤取締役 (番組に登場した)母親がお店をやっており、インスタなどに誹謗(ひぼう)中傷がある。家族とのやりとりを重ね、わたしたちができることをやりたい。その後、長男は学校に行っていると聞いている。
−今夜(30日)の放送でおわび、お知らせは?
今村社長 通常通り。見解はHPで出している。
−今後の放送で、少年の続編を追っていくのか
今村社長 予定はない。
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−今回のナイトスクープの原因は?
今村社長 バラエティー、ドラマでも世の中の状況を視野に入れなければ。ヤングケアラーということで、関係者、視聴者に迷惑をかけた。われわれには再認識が必要。見られ方を意識する想像力をしっかりと持ち、対応したい。番組で活かしていく。
−ネットでは、行き過ぎた演出を指摘されているが。
今村社長 大筋では、事実に基づくもの。番組を再構成する際に、世の課題を視野に入れる必要がある。でないと視聴者の受け止めが違ってくる。改善していきたい。ねつ造、ヤラセではない。取材があって、それに基づく演出。事実と異なるヤラセではない。分かりやすく伝えるための演出、構成をした。結果、家族に負担をかけたことは反省。1週間で300件のメール、電話あった。
−会見冒頭のコメントは、家族への謝罪と受け取っていい?
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今村社長 家族には申し訳ない。視聴者にも思慮かけた。おわびしたい。
−演出について
岩田取締役 演出したことで、番組を「分かりやすく」する意図があった。ただ、ヤングケアラーへの認識が甘かった。視聴者が「ヤングケアラーではないか」と受け止めた。ご家族に負担をかけた。反省したい。
−演出の難しさ?
今村社長 さまざまな受けとめが声として届く(SNSなど)。より繊細に、想像力をしっかり、社会課題を考えながら、よりおもしろいものをつくりたい。
−タレントへのケアは考えているか?
岩田取締役 探偵は演出、企画にはかかわっていない。現状、探偵には批判や影響もありません。
−探偵への依頼文は日常的にリライトしていたのか?
岩田取締役 今回に限らず、依頼をもらった後、スタッフが話を聞きにいき、一番大事な部分を確認する。メール、手紙は思いを込めて、かなりの長文もあります。便せん10枚の場合は、スタッフが話しながら、大事な部分を聞き出す。依頼者と相談、書き直してもらうことはある。ほぼ、そのまま放送することも。これまでの依頼の大半についてリライトしていたわけでない。
−BPO案件という指摘も
今村社長 重く受け止め。BPO案件については私からは言いにくい。
岩田取締役 ヤングケアラーとなるかどうか、わたしたちは判断できない。現場のスタッフも感じなかった。
今村社長 必要な対応についてはその都度、寄り添っていきたい。(母親の店への賠償は)考えていない。
−松本局長不在で番組に緊張感が足りない?
今村社長 個人的な考えだが、局長不在による気の緩みはない。局長不在は痛いが、今回の原因ではない。
岩田取締役 緩みはない。今回の件との関係はない。
−次の局長起用を検討?
今村社長 検討していない。(これまでの局長について)有名、大物だとか関係なく、スタッフは熟慮を重ねてきた。
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