泉健太氏=2024年9月、東京都港区 中道改革連合は11日に議員総会を開き、野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表の後任を選ぶ代表選について協議する。両氏は党の存続へ新代表選出を急ぐが、党内からは衆院選惨敗の総括を求める声も浮上。立憲民主党系と公明党系の間にもぎくしゃくした空気が漂い、混迷の度を増しつつある。
野田氏らは代表選について「12日告示、13日投開票」の日程を描く。11日の議員総会で了承を得たい考えだ。
代表選を巡り、中道内では立民代表を務めた泉健太氏(51)と幹事長経験者の小川淳也氏(54)が軸になるとの見方が大勢だ。泉氏は9日夜、ユーチューブの投稿動画で出馬について「やる以上は党改革をしなければいけない」と指摘。小川氏は10日のインターネット番組で「決意、覚悟を持ち政治活動をしてきた」と意欲をにじませた。
衝撃的な敗北を受けて、立民側には比例代表で公明系を優遇すると決めた野田氏らへの不満が広がっている。立民系の当選者は10日に会合を開催。代表選への異論は出なかったが、結党の経緯を検証するよう求める声が上がった。党の方向性を「ゼロベースで議論すべきだ」との意見も出たという。
公明系の当選者も会合を開き、今後の対応を協議。立民系の反発を考慮し、代表選には出馬せず幹事長ポストなどの打診があっても辞退する方向だ。関係者は「当面は静かにしておく」と話す。
特別国会の召集を18日に控え、立公の参院議員や地方議員の合流も焦点だ。立民の斎藤嘉隆参院国対委員長は10日、記者団に「なぜこういう結果になったのか分析しなければ前に踏み出せない」と慎重姿勢を強調。立民系の落選者や地方議員には「再び中道では戦えない」「地域政党をつくるべきだ」との声もある。

小川淳也氏=2025年5月、国会内