
落語家笑福亭鶴二(57)が12日、大阪市内で「40周年記念独演会」(4月19日、近鉄アート館)の記者会見に出席した。
鶴二は“上方落語四天王”と呼ばれた6代目笑福亭松鶴さんの最後の弟子。小学校の頃から演芸が好きで、松鶴さんの芸にほれ込み、中学3年から自宅に出入り。「高校は出とき」とすすめられ、高校卒業後の86年3月に正式に弟子入りした。
松鶴さんは同年9月に鬼籍に入り、兄弟子の仁鶴さんや松葉さん(死後に7代目笑福亭松鶴追贈)、鶴瓶、鶴志さんをはじめ、林家染丸、桂福團治、桂文枝、桂文珍といった他の一門の先輩からもかわいがられ、稽古をつけてもらった。
師匠が亡くなったときは「何の役にも立てへん」と打ちひしがれ落語家を辞めようとも思ったが、鶴志さんに「落語が好きで学生の時から通ってんねんから、こんなとこでどうすねん」と声をかけられ立ち直った。「それ1回だけ、後は辞めようと思ったことはなかった。楽屋の空気も合ったんやと思う。うまいとか下手はともかく、職場の空気って大事やと思う」と40年の歩みを振り返りながら、「落語という部分では師匠方、見に来ていただいたお客さまに支えていただいた。鶴瓶兄さんの会とか行ったら、楽屋から出たらお年寄りから子供さんまで会いに来る。あんなん見てええなぁと思う。うちの一門ってああいうのがいい。笑福亭でよかった。よそやと務まってなかったかもしれない」と感謝した。
公演では「たちぎれ線香」「妻の旅行」「野ざらし」の3席を演じる。開口一番は地元の31年後輩笑福亭呂翔が務める。
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周年など節目の際には大ネタを披露しており、たちぎれ線香は桂米團治にけいこをつけてもらった。文枝の創作落語「妻の旅行」も本人に稽古をつけてもらい、「年齢的にちょうどええ」と太鼓判を押してもらった。
文珍からは「落語は50から1個ずつ実をつけていく。60代も実をつけながら、50代を振り返って、いっぱいいっぱいやったものが余裕を持って見れる。もう1回見直して実をつけていけるのが古典落語の醍醐味(だいごみ)。70になったら収穫期」と言われたと明かし、今後については「私はこれからの50代、まだ違うネタにもチャレンジするし、60代になったら教わったネタをもう1回整理して、今、自分がしゃべったらどうなるのか見直したい」
自身のモットーである「はんなり、まったり、ほのぼのと」を胸に「お客さんが近づいてきて『鶴二さん、握手して』と寄ってきてくれる芸人でありたい」と思い描いていた。
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