日産、6500億円の赤字に=2年連続、リストラ費用計上―米関税・販売不振響く・26年3月期

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2026年02月12日 18:02  時事通信社

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決算発表記者会見を終え、厳しい表情を見せる日産自動車のイバン・エスピノーサ社長=12日午後、横浜市西区
 日産自動車は12日、2026年3月期の連結純損益が6500億円の赤字になる見通しだと発表した。前期の6708億円に続き、2年連続で大幅な赤字に陥る。工場閉鎖などに伴う巨額のリストラ費用が響く。トランプ米政権が発動した高関税による負担が営業損益ベースで2750億円に上ると見込むほか、国内や欧州での販売不振も収益を圧迫する。世界販売台数見通しは320万台へ5万台引き下げた。

 通期の純損益見通しはこれまで示していなかった。記者会見したイバン・エスピノーサ社長は、リストラが順調に進んでいると説明した上で、「回復の道筋は付いてきた。実力は上がっている」と述べた。今後、追加のリストラ策を打ち出す可能性を示唆したが、詳細は明らかにしなかった。

 ホンダとの協議については、「米国での協業に議論が集中している。互いに助け合える可能性がある」と説明した。ただ、資本提携は「具体的な話をしていない」と述べた。

 一方、本業の収支を示す営業損益の予想は600億円の赤字(従来予想は2750億円の赤字)、売上高は11兆9000億円(同11兆7000億円)にそれぞれ上方修正した。昨年5月に公表した人員2万人と国内外7工場の削減を柱とするリストラ策に沿って1600億円の固定費削減を決定。これが営業赤字の縮小につながったという。研究開発費も大幅に削減する。

 販売不振からは抜け出せていない。通期の国内販売見通しは前期比8.9%減に引き下げ、欧州も6.0%減を見込んだ。中国は新型車の売れ行きが好調で従来の想定からマイナス幅が縮小したものの、前期比で6.3%減少する見通し。北米もほぼ横ばいにとどまる。世界生産台数は290万台と、従来予想から10万台下方修正した。

 同時発表した25年4〜12月期連結決算は、純損益が2502億円の赤字(前年同期は51億円の黒字)だった。売上高は前年同期比6.2%減の8兆5779億円、営業損益は101億円の赤字(同640億円の黒字)だった。 

決算発表記者会見で発言する日産自動車のイバン・エスピノーサ社長=12日午後、横浜市西区
決算発表記者会見で発言する日産自動車のイバン・エスピノーサ社長=12日午後、横浜市西区

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  • クズ役員が居座ってるんだから当たり前だな…(;´∀`)(笑)
    • イイネ!27
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