【ジャンプ】高梨沙羅、一番の思い出は銅メダル混合団体「最後の瞬間まで背中を」ミラノ下山会見

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2026年02月16日 18:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

銅メダルを手に笑顔の高梨(左)と丸山(撮影・前田充)

【ミラノ16日=木下淳】26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)のジャンプで出場全種目を終えた高梨沙羅(29=クラレ)が、一夜明けて心境を打ち明けた。市内のチームジャパンハウスで行われた日本選手団のメダリスト会見に出席した。


「私が初めて五輪に出場した時は、ノーマルヒルの種目だけでした。今回は混合団体、ノーマルヒル、ラージヒルと3つのチャンスをいただけて。女子ジャンプの先輩方がけん引してくれて、立たせていただいた感謝の気持ちでいっぱいです。いま持っている力を発揮し、支えてくださる方々のおかげで。チームのおかげで持ち帰ることができるので、たくさんの方に見ていただけたら。今はホッとした気持ちです」


今大会一番の思い出は、銅メダルを獲得した混合団体。「すごく記憶に残っている」と笑みを浮かべた。「本当に飛ぶ瞬間まで、丸山選手や小林選手、二階堂選手がずっと最後の瞬間まで背中を押し続けてくれたおかげで、心強くスタートを切れた」と仲間たちの支えに感謝。「五輪に来た中で一番いい状態のジャンプをそろえられた」とうなずいた。


会場のプレダッツォから下山して、ミラノへ。14年ソチ五輪から4度目となった今大会は、個人ノーマルヒルで初めてトップ10を逃す13位だった一方、混合団体で雪辱の銅メダルを獲得した。前日に行われた最終の個人ラージヒルでは、合計234・5点で16位だった。


前夜の試合後は「スキージャンプは2本そろえないといけない。次に向けて反省を生かしていきたい。たくさんの方に支えてもらって(団体では)メダルを取らせてもらった。もっと力になれるようなパフォーマンスができるよう、精進したい」と話していた。


前回22年の北京大会では自身のスーツ規定違反による失格もあり、現役引退か悩んだが、競技続行を決意した。4年後、万感のリベンジを果たし「ここで積み上げてきたものを出せないと、もう私の競技人生、終わりだな」との思いで2本、飛び切った。


18年平昌大会の個人ノーマルヒルに続く銅メダル。「今回のメダルの方が厚みというか、重みは感じる」と同じ色でも喜びは格別だった。借りを返せた大会を終えて、晴れやかな表情で登壇したメダリスト会見だった。

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