
飲食店には店それぞれのスタイルがあるが、それを理解せずに自分ルールを押し付ける迷惑客もいるようだ。大阪府の40代女性(サービス・販売・外食)がレストランに勤務していた頃の「伝説」的なエピソードを明かした。
一つ目は「フレンチレストラン」での出来事。店を訪れたのは「高齢の夫婦らしき二人連れ」だった。彼らは席に着くなり、とんでもない要求をしてきた。(文:湊真智人)
「日本茶とお箸をよこせ」
「大声を上げる場違いな男性に耐えかね……」
明らかにお門違いな要求だ。当然店にも準備はなく、女性はこう説明するしかなかった。
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「申し訳無いのですが、ここはそういうコンセプトのお店ではなく、現地式を大切にする伝統的なフレンチレストランです」
店側としても、「無料のお水とおしぼりをご用意している分、まだ日本ルールに寄り添っているつもり」だった。しかし男性客は、自分の要望が通らないと見るなりヒートアップ。見かねた女性は次のような対応を強いられたという。
「大声を上げる場違いな男性に耐え兼ね、近くの和食レストランまで、先を見越して爪楊枝まで含めて、走ってもらいに行ったのは伝説です」
店のスタイルを守ることよりも、その場を収めることを優先した苦肉の策だったのだろう。近隣店舗の協力があったからこそできた対応だが、スタッフの疲労感は想像に難くない。
本格イタリアンでタバスコやバターを所望
さらに女性は、「イタリアンレストラン」に勤務していた際にも同様の経験をしたという。そこは「イタリア人のシェフが仕切る、予約特典が付くようなリストランテ」だった。
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ここでも客の無茶な要望が続いたのだが、今度は女性も譲らなかった。
「ピッツァを注文された方が、タバスコを欲しいと言われました。シェフは『ここはアメリカンダイナーではないから置いていない』と断言。オリーブオイルに唐辛子を漬けた物を提案しました」
さらにフォカッチャに対しても「バターをくれ」と言われたが、これもオリーブオイルなどで対応し、「さりげなく説明の機会」まで作ったそうだ。
どちらの客も「高齢男性」だったことから、女性は「覆面調査員の可能性も捨てきれませんが、多忙時に時間のかかるお客様でした」と冷ややかに振り返っている。
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